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’07関西建築紀行「激闘編」 其の5“伽藍配置”

2007年05月05日 17時40分17秒 | 建築
 今回の関西建築研修は安藤忠雄氏の「光の教会」に始まり、同じく安藤建築「サントリーミュージアム」で終わったのだが、初日に大阪の「四天王寺」を見学し、最終日「近つ飛鳥博物館」を見ている。この博物館の敷地には数々の陵墓があり、聖徳太子の墓もある。四天王寺には安藤建築の「四天王寺学園」が建つ。まさに安藤建築に始まり、安藤建築で締めた研修旅行であった。そして、聖徳太子で始まり、聖徳太子で終えた研修とも言える。

 「四天王寺」は聖徳太子が建立したと伝えられる寺院である。中心伽藍はどれも戦後に再建されたものだが、今もその配置は忠実に守られている。正面の門から見て塔、金堂、講堂が一直線上に配置されている「四天王寺式伽藍配置」という。
 重要文化財に指定されたものは江戸時代に再建されたものだ。中心伽藍はRC造である為、建物自体の歴史の重さには欠ける。しかし寺院としての歴史は飛鳥寺に並ぶほど古い。周りに配された江戸時代の伽藍などを廻り、聖徳太子に思いを馳せる。

「四天王寺」
開基:聖徳太子 建立年:593年 大阪市天王寺区四天王寺1-11-18


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2 コメント

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おお!激闘編 (penkou)
2007-05-05 21:20:40
ふとタイトルに気がついて、「激闘編」とは!
ところで安藤さん、やりすぎとは思えませんか?
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まず基本的に (moro)
2007-05-06 13:26:08
よくまあ、あれだけの数の仕事が安藤氏の事務所に集まると感心します。関東では比較的少ないと思っていたら、表参道ヒルズ、HHスタイル他沢山建ってますね。それだけ求心力が強いのでしょうか。
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