時期的には1935年ということでモダニズム初期ど真ん中といった建築「旧荒田商会」、現在は「オルゴール海鳴楼」である。木造モルタル2階建の事務所建築であるが、外壁のタイルは耐火の為か、それとも意匠か…。石張り部分がモダニズムを主張しているような気もするのだが、モダニズムの定義に則しているのか、いないのか。建物自体はやはり小樽市の指定を受けた情緒ある良いものである。
「旧荒田商会」
設計者? 竣工1935年 小樽市色内1-2-17
「旧荒田商会」
設計者? 竣工1935年 小樽市色内1-2-17
形態だけならモダニズムだと言う感じがしますが、スクラッチタイルを貼ることで、柔らかくなりますね。
こういう建物は可愛がりたいという感じがあります。
・・・やはりスクラッチタイルとモダニズムの関係は難しいというか、考え甲斐のある問題ですね。
しかし、この時代の建築の良さはだいぶ分かってきました。私はこの秋とても大きな転機を得たようです。