毛綱毅曠氏は2001年に、この「白糠町立茶路小学校・茶路中学校」の完成を見ずに他界された。この建築が氏の遺作となった。penkou師匠と一緒に、反住器に毛綱氏のお母さんとお姉さんを訪ねた際、お姉さんはこの遺作が好きだとおっしゃっていた。
釧路市のアートマップによると、正面の二つの大きな丸窓は、フクロウの目がモチーフとのことである。その目の部分がRCである。その他s造の柱や、木造の小屋組などが外部から見て取れる混構造である。
この建築が計画された頃から、公共建築物でも木質材料を使う方向性が強くなってきたと思う。
周りはとても自然豊かな環境である。
現在新築で、ポストモダンの雰囲気を残すこのような建築を見ることは、殆んど無くなってしまったが、たまに訪ねてみると沢山の刺激を受ける。
「白糠町立茶路小学校・茶路中学校」
設計者:毛綱毅曠 竣工:2002年 北海道白糠郡白糠町マカヨ1−1
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この学校は前回の釧路行きの時には立ち寄りませんでしたね。残念!残念ですが、釧路再訪の名目ができました。折を見て・・・不思議な魅力、オーラをこれらの写真から感じ取れます。ポストモダンにこだわるmoroさんの思いも伝わってきますよ(笑)
遺作ですので(と、言っても2002年竣工ですが)最も現在に近い訳で、ポストモダン時の強烈な印象は薄いかもしれません。