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モダニズムだけじゃない建築ブログ

完成を見ることなく・・・毛綱毅曠氏の遺作、茶路小学校・茶路中学校

2013年09月23日 14時34分54秒 | 建築

 毛綱毅曠氏は2001年に、この「白糠町立茶路小学校・茶路中学校」の完成を見ずに他界された。この建築が氏の遺作となった。penkou師匠と一緒に、反住器に毛綱氏のお母さんとお姉さんを訪ねた際、お姉さんはこの遺作が好きだとおっしゃっていた。
 釧路市のアートマップによると、正面の二つの大きな丸窓は、フクロウの目がモチーフとのことである。その目の部分がRCである。その他s造の柱や、木造の小屋組などが外部から見て取れる混構造である。

この建築が計画された頃から、公共建築物でも木質材料を使う方向性が強くなってきたと思う。

周りはとても自然豊かな環境である。

 現在新築で、ポストモダンの雰囲気を残すこのような建築を見ることは、殆んど無くなってしまったが、たまに訪ねてみると沢山の刺激を受ける。

白糠町立茶路小学校・茶路中学校」
設計者:毛綱毅曠 竣工:2002年 北海道白糠郡白糠町マカヨ1−1



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2 コメント

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ポストモダン! (penkou)
2013-09-28 11:40:44
moroさん
この学校は前回の釧路行きの時には立ち寄りませんでしたね。残念!残念ですが、釧路再訪の名目ができました。折を見て・・・不思議な魅力、オーラをこれらの写真から感じ取れます。ポストモダンにこだわるmoroさんの思いも伝わってきますよ(笑)
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先程は、御連絡有難うございました。 (moro)
2013-09-29 18:25:09
この建築は、釧路から微妙に遠い場所に在る為、ちょっと計画して行かないとなりませんね。釧路から、帯広や旭川に向かうという感じで。
遺作ですので(と、言っても2002年竣工ですが)最も現在に近い訳で、ポストモダン時の強烈な印象は薄いかもしれません。
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