「これは、鎌倉のサヴォア邸だ!」そのプロポーションから、すぐにサヴォア邸を思い浮かべてしまった。設計者は鎌倉市のまちづくりにも関わりの深い、武基雄氏である。ネットや書籍により、武氏のモダニズムがコルビュジエの影響を受けている云々を読んだのは、帰札した後のことである。本当にコルビュジエの影響が有るのかは分からないが、この建築を見た瞬間、咄嗟にそう思ったのだ。住宅ではなく事務所建築ではあるが。
内部に入り、また驚いた。1階天井は巨大な格天井のように、太い格子状の梁が表されており、その2階より上の躯体を、見たところわずか4本の柱で支えている。それも下の写真のように「ピンか?」と思えるような接合なのだ。
どう見てもその他の壁などはカーテンだ。その事を知ってから外部に出ると、途端にとても軽やかな建築に見えてきた。
当日は講演会の開催直前で、地下のホールも少しだけ覗かせてもらうことが出来た。思ったよりも広いホールである。
何とも凄い建築を見た。それは鎌倉の山の麓に静かに建っていた。
「鎌倉商工会議所会館」
設計者:武基雄 竣工:1969年 鎌倉市御成町17-29
内部に入り、また驚いた。1階天井は巨大な格天井のように、太い格子状の梁が表されており、その2階より上の躯体を、見たところわずか4本の柱で支えている。それも下の写真のように「ピンか?」と思えるような接合なのだ。
どう見てもその他の壁などはカーテンだ。その事を知ってから外部に出ると、途端にとても軽やかな建築に見えてきた。
当日は講演会の開催直前で、地下のホールも少しだけ覗かせてもらうことが出来た。思ったよりも広いホールである。
何とも凄い建築を見た。それは鎌倉の山の麓に静かに建っていた。
「鎌倉商工会議所会館」
設計者:武基雄 竣工:1969年 鎌倉市御成町17-29
この2枚の写真(もう一枚ホールがあると更に・・)でこの建築の本髄が見えてきますね。
ニコンの威力か、いやいや腕前!(笑)
出来得ればこの建築を竣工時の姿に戻してもらうと、(後から設置したパーティションや屋上のプレハブ)長崎市民会館、旧古川市民会館、とあわせて武基雄の全貌が把握できると思っています。
NIKONで撮り始めてから、広角レンズや望遠レンズが欲しく・・・。いかんいかん!きりが無くなる!(色即是空!笑)