バチカンのサン・ピエトロ大聖堂において、ローマ法王を守るのは、スイスの傭兵達である。中世、小国スイスには外貨を稼ぐ産業がなかった為、若者達はヨーロッパ各地に傭兵として赴いた。
16世紀、ドイツ軍によるローマ略奪の際、スイス兵だけが最後まで持ち場を離れずに、当時の法王であったメディチ家出身のクレメンス7世を守り、147名全員が殉死した。その勇敢さを讃えて、現在も本当のスイス兵がバチカンを警護出来るということである。
さてところで、当時のスイス兵は忠誠心からローマ法王の為に命を投げ出したのであろうか。傭兵として仕事をまっとうしたというのなら頷けるが…。
宗教改革の盛んだった土地、スイスの傭兵に守られる歴史の妙…。
現在のスイス人の若者にとって、バチカンの衛兵を経験することはキャリアアップとみなされているようである。
16世紀、ドイツ軍によるローマ略奪の際、スイス兵だけが最後まで持ち場を離れずに、当時の法王であったメディチ家出身のクレメンス7世を守り、147名全員が殉死した。その勇敢さを讃えて、現在も本当のスイス兵がバチカンを警護出来るということである。
さてところで、当時のスイス兵は忠誠心からローマ法王の為に命を投げ出したのであろうか。傭兵として仕事をまっとうしたというのなら頷けるが…。
宗教改革の盛んだった土地、スイスの傭兵に守られる歴史の妙…。
現在のスイス人の若者にとって、バチカンの衛兵を経験することはキャリアアップとみなされているようである。
もっと世界史を勉強すればバチカンもスイス兵の話もうんうんと頷けながら読める気がします。
いつも為になるブログをありがとうございます。
日本の教育では、歴史をごく狭い視野でしか見せないので、偏った知識を与えられてしまいますよね。