入団会見

【セントピーターズバーグ（米フロリダ州）小坂大】米大リーグ・レイズとマイナー契約した松井秀喜外野手（３７）が１日、当地にある本拠地球場のトロピカーナ・フィールドで入団の記者会見を行い、「ユニホームを着てプレーするチャンスをいただいた。感謝の気持ちでいっぱい」と心境を語った。
　松井は４月３０日にレイズと正式契約。２月に渡米後、自宅のあるニューヨークの近くで一人で自主トレを重ねていた松井は「ただプレーをしたい。野球をしたいという気持ちだった」と振り返った。
　アスレチックスに在籍した昨年は、打率が大リーグ９年間で最低の２割５分１厘で、１２本塁打、７２打点と振るわなかった。所属先が開幕を過ぎても決まらなかったことについて「昨年の成績も良くなかったし、年齢のこともある」と述べ、マイナーから昇格を目指す状況には「僕自身の現状。だれでも自信を持っていないとプレーはしない」と力を込めた。
　松井は２日から同州ポートシャーロットの球団施設で練習を開始。米ノースカロライナ州を本拠地とする傘下の３Ａダーラムに合流する見通し。実戦から遠ざかっているが現在の調子を「体調はいいし、準備はしてきた。かなり早い段階で試合はできる」と述べた。