屈辱

「ＤｅＮＡ０‐７ヤクルト」（１日、横浜）
　月が変わってもＤｅＮＡは何も変わらなかった。９日ぶりの本拠地で繰り広げられたのは、３試合連続、今季９度目の完封負け。６連敗を喫した試合後、横浜スタジアム通路にはチケットの返金を求める観客の列ができていた。
　ＧＷ企画として１日５０席、１枚４０００円で完売していた「全額返金！？アツイぜチケット」。購入者は観戦後、試合内容を評価し、敗戦の場合は最大全額の返金を求めることができる大胆企画だったが、貧打にあえぐチームに対して、観客は厳しく反応せざるを得なかった。
　家族４人で観戦に訪れた藤沢市の男性（３８）は「情けなさ過ぎ。せめて１点でも取ってくれれば１０００円ぐらい払った」と返金された４０００円を手に話した。横浜市内の（７３）の夫婦も妻は「負けてばっかりで許せない。いい加減にしてよね」と全額の返金を求めた。
　厳しい言葉を発したのは、中畑監督も同じだ。出塁しても走者すら進めらず、石川にひねられたチームに対して「ほとんどプロのレベルじゃない。これぐらい打てないのが続くのはあり得ない」とファンに頭を下げ、現状打開に勉強会を実施する意向を示した。