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内定

2012年12月24日 | 日記

阪神の中西清起投手コーチ(50)が23日、大阪市内の「ウィステ野田阪神」で行われたトークショーに参加。ドラフト1位の藤浪晋太郎投手(18)=大阪桐蔭=の1軍キャンプ帯同条件を「健康状態」と定めた。最終決定は年明けの新人合同自主トレを視察してからになるが、故障などがない前提で1軍C参加が“内定”した。

 金の卵の1軍キャンプスタートが“内定”したと言っていいだろう。中西投手コーチは藤浪の1軍キャンプ参加条件に「健康状態。健康であればあり得る」と設定。技術や実力に関わらず、年明け1月10日からの新人合同自主トレを無事に乗り切れば宜野座に帯同させる方針だ。

 最終決定は1月半ばに行われるスタッフ会議になるが、同コーチは4年間に渡ってファームの投手コーチを務めたことで「高校生の方が歳内とか松田とか、今まで見てきた中でも強い投手が多い。逆に大学生の方が弱い部分もある」。ここ数年、二神や藤原らドラフト上位で獲得した大学生投手はキャンプ中に故障して離脱した。

 逆に高卒の秋山、岩本、歳内らは大きな故障がなく、しっかりと練習を積むことで早期に1軍の舞台を踏むことができた。一般的に高校生の方が母校の練習に交じって、きっちりとトレーニングを積んでいる背景もある。藤浪に関しても担当スカウトが随時、状態のチェックを行っており、現時点でコンディションに不安はない。

 中西コーチは「もちろん高校出身の投手というところで見る」とブルペン入りなどの時期は遅らせる方針。見るべき場所を「投げる体力」としており、キャッチボールがしっかりできるか、遠投ができるか‐。例年の高卒新人がこなすメニューを無事に消化できるかがポイントとなりそうだ。

 トークショーでは甲子園で躍動する藤浪の姿をテレビで見て「学習能力がある投手」と評した。春から夏にかけて大きく成長した点などを挙げ、1軍キャンプで能見ら主力となる先輩の背中を見ることは、藤浪にとって成長する要素にもなる。

 さらに久保がクローザーに転向したことで「藤浪も含めて2つ(先発に)枠がある。歳内、秋山、岩本、鶴ら若手で争ってほしい」と中西コーチ。黄金ルーキーが新人合同自主トレを無事に乗り越えることができれば、無限の可能性が広がっている。
※引用しました。



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