広い範囲でひょうが降り

３１日夕方、群馬県伊勢崎市や前橋市、高崎市などの広い範囲でひょうが降り、県内で合わせて４人がけがを負いました。県によりますと３１日の夕方、広い範囲で激しい雨が降り、伊勢崎市や前橋市、高崎市などでひょうが降りました。この３つの市では車や住宅の窓ガラスが割れるなどの被害があったほか、４人がひょうにあたって軽いけがを負いました。伊勢崎市境小此木の収穫時期を迎えているゴボウ畑では、３１日のひょうや強風の影響でゴボウの葉がなぎ倒されてしまいました。ゴボウやネギを栽培する内田剛壽さんは今回の被害に頭を抱えるひとりです。内田さんは、固くなってしまう前にゴボウを収穫し出荷に影響が出ないようにしたいとしています。また、先週植えたばかりのネギもひょうによってなぎ倒されたり、ビニールハウスにも穴があくなどこれから出荷を迎える作物については不安が残るといいます。また、伊勢崎市と前橋市によりますと、市内で校舎や体育館の窓ガラスが割れたり道路沿いの木の枝が折れるなどの被害がでたということです。伊勢崎市は１日の会見で、ひょうの被害状況を明らかにしました。伊勢崎市では、１日朝９時から専用のコールセンターを設置して被害の把握に努めました。市によりますと、１日午後３時現在で市南部を中心に住家被害がおよそ２００件、農業被害が１０４件確認されました。伊勢崎市では、ひょうの被害を受けた市民に対しブルーシートの配布を行っているほか、今後、罹災証明書の発行に必要となるため、被害の状況を写真に残すよう呼びかけています。前橋地方気象台によりますと、１日夜遅くにかけて大気の状態が不安定となり、雷や大雨となるところがあるということです。今後の情報にご注意ください。※引用しました!