巨人に衝撃が走った。原監督の父、貢氏が体の不調を訴えたのは前日4日夕。ゴルフを知人と楽しんだ後、神奈川・相模原市の自宅に戻ってからだった。
関係者によれば、最初に背中部分の痛みを訴えた貢氏は近所の病院で検査を受けた結果、心筋梗塞(こうそく)と診断された。その後、医療設備が整う神奈川県内の病院に搬送されたが、重篤という。
父の入院を聞いた原監督は一夜明けたこの日、午前中に原沢球団代表らと話し合い、名古屋市内のチーム宿舎から帰京。すぐに病院を訪れた。面会もできたが、薬で眠っている状態のために会話はできなかった。
東海大系列校野球部顧問を務める貢氏。佐賀・鳥栖工高、社会人野球でプレーした後、福岡・三池工高の監督に就任。1965年夏の甲子園で同校を初出場初優勝に導き、三池工フィーバーを巻き起こした。
66年からは神奈川・東海大相模高の監督となり、74年に入学した息子とともに、翌75年春のセンバツでは親子鷹で準優勝した。最近までは元気で、昨年、菅野が巨人に入団してから、東京ドームで登板する試合をほぼ全てスタンドから観戦していた。
孫が5勝目を挙げた4月29日のヤクルト戦も球場で観戦していただけに、周囲のショックは計り知れない。原沢球団代表の説明によると、心筋梗塞(こうそく)に大動脈解離も併発し、予断を許さない状況。原監督は球団を通じ「父は今、一生懸命闘っている状況です。今は、見守るしかありません」とのコメントを発表した。
※引用しました。
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