雄介食べ歩きBLOG

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後方支援

2015年10月25日 | 日記

ヤンキースのGM付特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(41)が24日、巨人・高橋由伸新監督(40)にエールを送った。98年から5年間、巨人でチームメートで、ゴジラが唯一、ライバルと認めた存在だ。「彼ほど洗練された選手には初めて会いました。最後まで泣き言をいわずプレーし続けた姿は感動的でした」。新監督としては「出来る限りのサポートをしたい」と“後方支援”を約束した。

 受話器の向こうで、松井氏は熟考していた。「戦友」だった由伸の現役引退、そして新監督就任。まずは「18年間の選手生活、本当にお疲れさまでした」とねぎらった。

 そこからは言葉を探した。沈黙の間、脳裏に浮かんだのは、ともにプレーした巨人での5年間のことだ。由伸がプロ入りした98年から02年までチームメート。特に松井氏が全試合で4番だった日本最後の年は、「3番・高橋由」とのコンビが100試合以上あった。守備では通常、ライト由伸、センター松井。キャッチボールの相手も由伸だった。

 「由伸がプロに入ってから、練習でも、試合中のベンチでも、守備位置でも、打順でも、常に隣にいました。同じ右投げ左打ちで、しかも同世代。彼ほどすべてにおいて洗練された選手には初めて会いました。5年間だったけど、一緒にプレーした間は、お互いの存在が、お互いにとって、成長につながる。そんな感じがしていました」

 松井氏にとっては唯一のライバルだった。99年は、入団2年目の由伸がシーズン終盤に骨折するまで、本塁打王のタイトルを争っていた。「長打力以外は向こうが上。初めて数字で負けられない、と思った相手だった」という。

 03年、松井氏は由伸に選手会長の座を託し、ヤンキースに移籍。その後も、古巣・巨人の真ん中で、1学年下の後輩が奮闘する姿をチェックしていた。

 「自分がメジャーに来てからは、彼が先頭に立って巨人軍を支えてくれたと思っています」

 自身は12年オフに20年間の現役生活にピリオドを打った。13年5月5日。巨人・長嶋茂雄終身名誉監督とダブル受賞した国民栄誉賞のセレモニーの控室で、当時、左ふくらはぎの肉離れで離脱中だった由伸に、松井氏はこう語りかけた。「選手が一番だぞ。できるんだったら頑張れ。けがは大変だろうけど、しぶとく1年でも長くやれよ」と。

 あれから2年半が経過し、ついに由伸にも「その日」が訪れた。

 「ここ数年は、体との闘いもあったと思いますが、チームのために、泣き言をいわず、最後までプレーし続けた姿は、感動的でした」

 そして名将、原前監督の後を受け、「高橋由伸新監督」が誕生した。

 「素晴らしいチームメートであり、友人である由伸の監督就任を、心よりうれしく思います」

 日本とニューヨーク。距離は離れていても、ともに戦う決意をしている。

 「今後は現役時代とは違った苦労があると思います。ただ現役時代同様、チームのために全力で新しいスタートを切ってください。もし私自身、彼の力になることがあれば、できる限りのサポートはしていきたいと思っています」

 言葉の端々から「固い絆」が伝わってきた。※引用しました!



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