第103回全国高校野球選手権群馬大会(14日、前橋育英10-0桐生商=規定により五回コールド、上毛新聞敷島)二回裏、先頭の前橋育英の4番・皆川岳飛(みなかわ・がくと)外野手(3年)は、2ボールからの3球目を豪快に振り抜き、右翼席最上段へ推定飛距離120メートルのソロ本塁打とした。「先頭だったので、得点圏に出ることを考えて打席に立って、カウントから真っすぐを狙っていて、しっかり振れた」 皆川は手応えをこう表した。最後の夏の初戦(1回戦)の第1打席は一回無死満塁で、先制の中越え3点三塁打。次の打席で高校24号となるアーチをかけ、サイクル安打の期待もかかったが、3打席目は二ゴロで、その後10点差がつき、4打席目は回らず、2安打4打点で初戦を終えた。荒井直樹監督は、「初戦は特に初回の攻防がポイントで、表を3人で終わり、その裏に6点取れて、いい流れになった」と5大会連続6度目の夏の甲子園へ向け、好発進で目を細めた。※引用しました!