雄介食べ歩きBLOG

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特別観戦記

2017年06月03日 | 日記

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人5―6オリックス=延長11回=(2日・東京ドーム)

 巨人前監督の原辰徳氏(58)が、スポーツ報知に特別観戦記を寄せた。7連敗中のチーム状況下、由伸監督が下した計8人の1、2軍入れ替えを評価し、負けているときこそベンチサイドが責任を背負い込む覚悟の必要性を説いた。(構成・高田 健介)

 痛恨の逆転負けで8連敗を喫した。由伸監督は、試合前に守護神のカミネロを抹消し、クルーズを1軍に昇格させるなど、計8人を入れ替えた。そして、クルーズをスタメンで使っただけでなく、1番に坂本勇など打順を大幅に変更。「うまくいかなければベンチが責任を負う」という姿勢が見えたが、逆境の時こそ、ゲームで指揮官の覚悟が見たかった。

 象徴的なシーンは7回の攻撃だ。村田の一時逆転弾と坂本勇のタイムリーで計4点を奪ったが、その回の攻撃には注文をつけたい。

 1死一、三塁で小林をそのまま打席に送り、セーフティースクイズを狙った。結果は送りバントとなって二、三塁で代打・阿部が四球。満塁で坂本勇が2点打で追加点を奪ったが、私なら、小林に代打・阿部、そして次も代打の策を取っただろう。

 ただでさえ難しいセーフティースクイズを成功させるのは簡単ではない。指揮官時代、相手が何をすれば嫌がるかを常に考えていた。それが最善策につながり、危機を脱出したことは多い。由伸監督はもちろん、勝つための最善策を選択したのだろうが、相手からすればワンアウトを“もらった”形になった。安全策を取ったのかもしれないが、「攻め」に徹してもよかった。

 計12年間、巨人の監督を務めた。06年の8連敗をはじめ大型連敗も経験したが、そんな時こそ意識していたのは、選手に余計な重圧を与えず、ベンチがいかにリスクを背負う野球ができるか、だった。由伸監督が振ったタクトの真相は、ベンチの人間にしか分からない。ただ、小林にセーフティースクイズという選択は、失敗したときにベンチではなく、本人が責任を背負ってしまう。

 結果論にはなるが、継投にも疑問を持った。8回2死一塁で、桜井に代えてマシソンを送り込んだ。カミネロを抹消し、抑えに指名したその日に、1点リードならまだしも3点リードでイニングをまたがせた。当然、ベンチが責任を負う継投策ではあるが、マシソンに重圧をかけすぎたし、1四球で交代を告げられた桜井の成長も止めてしまう。結果、何も残らない策になってしまった。

 選手が思い切ってプレーできる環境を整えるのが、首脳陣の仕事である。ベンチ主導の覚悟を持った野球で、選手を少しでも楽な気持ちでプレーさせることが、危機回避の近道だ。(前巨人軍監督)※引用しました!