ミュージック・バトン③

まだまだ持ってます、ミュージック・バトン。


■ Item No. 4-2 よく聴く、または特別な思い入れのある５曲
SEX PISTOLS。

昔、すごく辛いことがあった。普通の音楽は聴けなかった。
その時、唯一聞けたのがSEX PISTOLS。彼らの音楽は厳しい現実を表現していたのかもしれない。
SEX PISTOLSは、パンクという音楽を切り開いたバンドとして評価が高いが、そういう歴史的な評価だけではなく、甘ったるさを排除した音楽性がすばらしい。
リズムでメロディーを破壊。それがパンクらしいが、それがかえって、現実に近いのかもしれない。

何はともあれ、SEX PISTOLSは片っ端から社会的価値観をがんがん破壊していった。
同時に僕がもっていたそれまでの価値観というか先入観のようなものも破壊していった。
おかけで僕は、好き・嫌いや良い・悪いといった自分の価値観で物事を判断できるようになった。
厳しい現実とちゃんと向き合い、自分の力で歩んでいくこおとを教えてくれたのかもしれない。
もちろんそれで判断して良い場所とそうでない場所を考える分別はあるつもりだけど。

僕の生き方にまで影響を及ぼしたすばらしいバンドです。

たまに、

深い不安が僕に襲ってくることがある。

今の自分への不安。将来の自分への不安。

僕はちゃんと仕事をやれるのであろうか？
僕はちゃんと誰かに愛され、誰かを愛することができるのだろうか。

この不安の源は知っている。僕に足りないものがたくさんあるからね。