本日出張一日目・・・今日は素晴らしい秋晴れに恵まれ、空がとてもきれいで、大きな空に広がる雲を見ながら東へ、
東へ・・・と向かって3時間半。。。あっという間に目的地へ着きました。。。
今日の写真のピカソは、先日出掛けたニューヨークの
<MoMA>こと、近代美術館のものです。。。
ピカソとは関係無いのですが(笑)、今日も面白い偶然があったのでこちらに少し書きたいと思います。。。
先日、アンティークショーがあって連日出掛けて行きましたが、すぐ近くに
<この美術館>があったので張り切って
見に行く予定でいました。。。 ところが当日は色々なことが重なり 結局行くのをやめてしまったのです。。。
家に帰ってその美術館のことを調べるとコーン姉妹によって収集された相当な数の
<マティス>の作品があるとのこと。。。
我が家から30分で行ける無料の美術館・・・、でもこの数週間、不思議と足を運びませんでした。。。
そして、今日たまたま知人の方と絵画の話をしていました。。。
絵画の素晴らしさは、【その画家本人が書いた実物のインパクト】 と言う彼女。。。例えば音楽は、モーツァルト本人が
演奏しているところを聴くことは出来ませんが、絵画は画家本人が描いた 【本物】 を肉眼で見ているわけです。。。
そう言われてみると・・・それってやっぱりスゴイことです!。。。
そして、彼女は自分が今まで見た絵画の中で、魂を抜かれるように感じた一枚の絵の話を始めました。。。
20年前、お友達に誘われて出掛けて行ったあるフランス画家の回顧展で、一枚の絵の前に立った時、絵の中に引き込まれる
ような、「・・・これは・・・まずい・・・(!)・・・」と感じるような 言葉に出来ない不思議な感覚に襲われたのだそうです。。。
その画家の作品は今でも彼女が見た数ある絵画の中で、そんな気持ちになった最初で最後の絵だったのだそうです。。。
一枚の絵画からそんな狂気にも似た【気】を感じるなんて・・・そんな絵を私も一度見てみたいと思いました。。。
遠い昔に描かれた絵に、画家の情熱や思いが今だ宿っているということなのでしょう。。。
「その画家は一体誰ですか?」と質問して、彼女の答えを聞いて驚きました。。。
それはアンリ・マティスだったからです。。。私は ああ なるほど、だからひとりで見に行かなかったんだ と納得しました。。。
今、彼女といつマティスの絵を見に行こうか、手帳を開きながらお互いの予定をチェックしつつ相談している最中です(笑)。。。
もしかしたら彼女は20年ぶりにその魂を抜かれそうになった一枚の絵に逢えるのかもしれません。。。