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ウィーン、オーストリアの街を歩いていて、あちこちで目につくクリムト。。。
生誕150年を祝う展覧会がウィーンの美術館や博物館のあちこちで開かれているのです。。。
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昨日の朝は、苦手な早起きをして(笑)、出掛けて行きました。。。
1階の会場で行われているクリムト展をなぜか見逃し、2階へ。。。
↓ ああ、やはりこの絵に呼ばれたのか・・・(笑)、まずはマリア・テレジア様にご挨拶しないといけません!(笑)
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大変大きい絵で、マリア・テレジアの肌の白さが際立つような一枚です。。。
私が夢中で写真を何カットも撮っていると、「あれ、クリムト展は1階ですよ!」とさっき受け付けで問い合わせたお兄さんが
笑って声を掛けてくれました(笑)。。。さて、1階へ戻りましょう。。。
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ハプスブルグ家の甲冑などもホールに沢山飾られていました。。。
甲冑の美しさに後ろ髪引かれながら、クリムト展へ。。。
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こんな官能的で美しい肖像画。。。いいですね。。。
こちらがエミーリエ・フレーゲです。。。
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生涯独身を貫いたというクリムトは沢山の絵画モデルたちと愛人関係になりました。。。
何人もの愛人との間に子供をももうけましたが、ウィーンのモードサロンのオーナー、
エミーリエ・フレーゲがクリムトの生涯の伴侶でした。。。
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1918年、ウィーンで55歳で亡くなったクリムト、「エミーリエを呼んでくれ」という一言が彼の最後の言葉でした。。。
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会場にはクリムトの沢山のデッサンも展示されていました。。。。
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大変有名な作品「The Kiss (接吻)」にも見られるように、彼の黄金時代の作品には金箔が多用され、
豪華絢爛な雰囲気を醸し出していますが、シンプルな構図のデッサンを見て「この人は天才と呼ばれた努力家
だったのでは・・・」と思いました。。。
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そして、そのシンプルなデッサンの中にも大変細かく、極めて精巧な描写が多くありました。。。
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暗闇の中に、様々な表情が見え隠れしています。。。
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生まれ故郷のウィーンで酷評され、パリで絶賛を浴びたクリムト。。。
現代美術への道を指し示した彼の作品の数々は、絵画の世界に革命をもたらしたと言えるでしょう。。。
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今回会場にはクリムトの風景画がほとんど無かったのですが、彼は夏は必ず 愛人のエミーリエのアッター湖畔の別荘
で過ごしたと言われ、その湖畔で描かれた絵を一度目にした時は、とても印象に残りました。。。
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静けさの中に、愛情や安らぎ、寂しさや哀しみなど、全てが混ざっているような絵で、きっと充実した時間を過ごしている時
に生まれた作品だったのでしょう。。。
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当時タブーだった裸体、性模写、官能的、エロテックでスキャンダラスな絵画で、保守的なウィーンで批評の的になった
クリムト。。。クリムトの表現したかったものは、彼が生きている間にすべて表現されたのでしょうか。。。
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会場には彼のデスマスクもありましたが、ウィーンの街のあちこちに飾られている、大きな猫を抱えている
目尻の下がった決して憎めないクリムトの笑顔が印象的でした。。。
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Wein Museum Karlsplatz
1040 Vienna
Austria
01 50587470
<ウェブサイト>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/eb/81ac794b6ac5ed394ae021e5bc90f0d2.jpg)
↑ Klimt Yourself のソフトウェアーで遊んでみました!(笑)