「コーヒーが冷めないうちに」(川口俊和・著/サンマーク出版)を読みました。
昨年の12月6日に発行され、今年6月5日発行が第25刷というから売れてます(^_^;;
路地裏の地下にあり、エアコンも設置されていない昔ながらの風情ある佇まいを
残す喫茶店「フニクリフニクラ」。
この店のある特別な席に座ると、一時的に過去に戻れることができるという。
ただし、過去に戻るには多くのルールを守らなければならない・・・・。
過去に戻って、やり直したいという4人の女性のせつない短編ストーリー。
著者は元々、脚本家兼演出家の方。舞台「コーヒーが冷めないうちに」で、
第10回杉並演劇祭大賞を受賞し、本作が小説デビューだといいます。
元が舞台ということもあり、読んでいてもしっかり映像がイメージできる小説です。
過去に戻れるといえば、バカリズム脚本の「素敵な選タクシー」を思い出しますが、
この「コーヒーが・・・」もドラマにしたら、かなり面白いはず。
フジかTBS、あるいはNHKでぜひドラマ化してほしい小説です・・・(>▽<;;