NPOワークスみらい高知PRESS

「NPOワークスみらい高知」の日々の活動のほか独自の視点で障害のある人を取り巻くことについて伝えていきます。

ごあいさつ

2015-03-31 15:20:15 | Weblog
明日より新年度
私は東京にいます。

公益財団法人『日本財団』に席を置き3年間を目途に活動します。就労支援系の新設プロジェクトのチームリーダーとなります。

思えば、医療機関のソーシャルワーカーから始まり、社会福祉協議会を経て、特定非営利活動法人を立ち上げ、一貫して障害のある人の社会におけるステージをより真ん中にすることに取り組んできました。適切な表現ではないかもしれませんが、意識としては乗り物を変えるという思いです。
一医療機関において患者さんを社会に送りだすために必要な乗り物、高知市という地域で生活する障害のある人を社会参加させるために必要な乗り物、さらに高知市を中心に高知県という地方で障害のある人が働くという景色を創るために必要な乗り物、目的地に達するために必要な乗り物を、例えて言うなら自転車~自動車~在来線と乗り換えてきました。この10年の活動で多くの障害のある人がフロントラインで働く景色を創出し、各地から多くの見学者が訪れ、招かれることも多くなりました。それぞれの地域がさらにさらによくなるように様々なアドバイスも可能な限り行ってきましたが、なかなか結果として現れることがありません。就労支援を通じて社会で障害のある人が社会人となれるように事業者がもっともっと頑張ることを目指して昨年末「就労支援フォーラムNIPPON」を開催し、各地から1,300名近くの参加がありました。言葉を交わし、アンケートを通じて、それぞれに迷いながらもっともっと事業をよくしていきたいという熱意に触れました。

おこがましいのは承知の上ですが、全国各地にモデルとなる就労支援事業、それも単に「一軒、障がい者の働く場所を作りました」にとどまらず、その地域を元気にする規模の事業を創出するプロジェクトを構築します。もちろん細部はこれから財団内部でしっかり検討していく必要があります。これまでのように「私がやると決めたんだから当然やる」というスタイルは通用しません。手順を必要とするので一見遅々とした歩みに感じるかも知れませんが、これまでの在来線と異なり、新幹線であり、時に飛行機にもなります。財源を持ちながら各地の事業を組み立てて行く。3年間でどこまでできるのか不安であり、不明ですが、自身のやる気だけを信じて前向きに行動し続けます。この2か月は仕事の作法を習得しながら、ほとんど挨拶もできていない方々に新しいメールアドレスでご連絡する日々となるでしょう。6月以降、本格的に指導した際は、みなさまの地域にお邪魔しながら可能性を探り、同時にいくつかの事業を開始することになる予定です。

東京にいるとは言いましたが、毎日東京にいるようでは仕事は進んでいないことになります。今日は北海道、明日は九州、明後日は東北とほとんど地域に入り続ける展開となるよう積極的に活動します。

日本財団勤務に伴い、このブログは更新をしばらくお休みさせていただきます。
長らくのご愛読ありがとうございました。
日本財団での活動は近いうちにホームページ、ブログ、フェースブック等で広報されていくはずですのでどうかお楽しみに。
なお、携帯電話は継続しますが、ワークスみらい高知の業務用ですので、平日昼間は着信があっても対応することはできません。
また、メールアドレスmaster@worksmirai.comも継続することにしましたが、同様に平日昼間は対応できません。

新たな目的地に向かうため、明日から新しい乗り物に乗って進みます。変わらないのは理念、変わり続けるのは方法、どこまでもどこまでも未来へ。。。。。



不思議だなぁ、

「こんなに努力してきたのに」と思うと疲れるけれど、

「さぁ、これからだ!」と思うと元気になる


未来へ行こう!