NPOワークスみらい高知PRESS

「NPOワークスみらい高知」の日々の活動のほか独自の視点で障害のある人を取り巻くことについて伝えていきます。

内覧会と称し、その実

2006-09-29 00:36:20 | Weblog
今日は、ICTセンターみらいの完成内覧会。のハズでしたが、組み立てのチェアやラックがまだ仕上がっておらず、来られた方約20名に作業を行っていただきました。どうもすみません。そしてありがとうございました。おかげさまで事業開始に間に合いました。
まだ光ファイバーの引き込み等ができておらず、ICTと名乗るにはもう少し時間がかかりますが、パソコン10台が居並ぶ壮観な景色は今後の事業展開に期待を抱かせるに十分です。
週明け月曜日に、事業開始となりますが、当面は個々の障害特性、スキルの見極めに時間が費やされる予定です。

「今までの福祉とは違うものを感じて」

2006-09-29 00:08:50 | Weblog
製造スタッフと事務員の求人を出しています。たくさんの応募で電話が鳴りっぱなしという状態です。短い時間帯で面接を行っていますが、障害者に縁もゆかりもない人が、その志望動機として「ホームページなどで拝見し、今までの福祉と違うものを感じて、ぜひにと思った」という方が少なくなく、ちょっと驚いています。そして、思いのほか、現状の福祉に???の方が少なくないことに、「世の中、捨てたものじゃない。」と喜んでいます。残念ながら、そうした方々すべてを採用というわけには行かず、数人を仲間に迎えるにとどまるわけですが、この新しい事業運営を通して、言葉ではなく態度で福祉のありかた、共生の真の姿を伝えて行きたいと思っています。
この場を借りて、求人に応募してくださった方々に深く感謝申し上げます。不本意ながら、不採用の通知をお送りする方が大多数となりますが、これからのご活躍を心より祈念いたします。貴重な時間をありがとうございました。

提携は順調です

2006-09-22 00:17:55 | Weblog
やっぱり誤解をされて、ご心配をかけてしまいました。(誤解というより書き方に難ありなんですよね)共同で事業を進めている法人とは、良好な提携関係にあり、着実な進捗とともに、将来ビジョンも描いています。この提携は、お互いが依存しあう形ではなく、自立した者同士がそれぞれの得手、不得手を補いながら前に進んでいく大変有効な手段となっています。来週半ばには、先方の法人理事会に出席し、提携契約書も交わし、資金面、人事交流について最終決定をすることになっています。連携と称した安易で無責任な寄りかかりではなく、こうした建設的で相乗効果をもたらすネットワークを少しずつ広げていきたいと思っています。

連携をやめます

2006-09-21 23:55:10 | Weblog
またまた誤解を招きそうなタイトルですが、本気です。大学を卒業後、就職した時から、“保健・医療・福祉の連携”を聞かされてきました。就労支援を中心に活動している現在も、やはりこの“連携”が重要だと言われます。自立支援法にもその方法が具体的に示されています。でも、最近気が付きました。自立できていない者が自立できていない者と連携しようとすると、結果がとても中途半端になることに。“連携”という言葉に惑わされ、実は“たらい回し”、“責任転嫁”になってしまうことに。今後、就労支援の活動において、雇用はもちろん、その育成、あっせん、フォローアップ、企業支援に至るまで、可能な限りの自己完結を目指したいと思っています。とことんまでできることを追求し、自らのサービスの質量を高める、増やす。実は、そこまで追求すると、見えてくるはずです、本当の連携が。連携をやめていたのに、その時本当の連携が必要になってくるはずです。

こんな記事がいつまで続く

2006-09-16 02:15:54 | Weblog
「障害者が作業所でがんばる」といった内容の地方記事が掲載されていた。時代の針は止まったままだと憤りすら覚える。この程度の取材依頼にはマスコミが見向きもしない時代はいつになれば訪れるのだろう。温情に基づくこうした記事に触れる一般の人々に障害者はやはり別世界の存在と意識させているのだともうそろそろ気が付いてほしい。
同じ障害者ネタでも全国配信の「車いすのサッカー指導者が、S級指導者資格を取得」は、そのパイオニア精神に感銘を受けた。かつてなかったというその新鮮な話題は記事としての価値に値するものだ。ただ、そこでも「障害を乗り越え」という余計な枕詞が邪魔だったりはするのだが。障害の有無に関わらず、がんばって、努力して、一生懸命なのはあたりまえのことなのだ。
マスコミに報道されるものは、おもに事件や事故。障害のある人が町に暮らし、働くということは、話題でもないし、ましてや事件や事故でもない。
政治、経済、社会、運動の各紙面に、それこそ既成概念を乗り越えた新しいニュースの登場を期待したい。

秋ですね

2006-09-14 01:31:46 | Weblog
夕方は、半袖シャツでは肌寒いくらいの気候になっていることに驚いています。ブログも衣替え。書けないニュースも、最近いくつか。でも、そのどれもに前向きに向き合っていることは確かです。

スタッフのうち3名が障害当事者

2006-09-09 01:55:49 | Weblog
百石町、北本町、神田で行う各事業のスタッフはすでに内定しています。その10名のスタッフ中、3名が障害当事者という面白い布陣となりました。これから事業を拡大していく中でも、障害のある人のスタッフとしての登用を検討し続けたいと思っています。支えられる側から支える側へ。いろんな常識や事実を着実に壊していこうと思っています。そう、パラダイムの転換なのです。

後悔は、あきらめた人にだけ一生付きまとう

2006-09-08 01:33:37 | Weblog
今日は、精神科デイケアに通う方や家族、さらに精神障害のある人の支援に携わる関係者を対象にした自立支援法の学習会。与えられたプレゼンの時間中、伝えたかったのは、「自分の生活をよくするため、人はそれぞれ少なからぬ無理を重ねながら生きている。それは障害の有無に関係ない。障害のある人は努力しなくてもいいなんてことがあるとしたら、それこそ差別。与えられた人生を一生懸命に生ききる。それが自立。社会の理解だけを求めるのではなく、障害を盾にせず生きることにもっと前向きになろう。」ということ。トラブルに時々萎えそうになる自分に対するメッセージも含め、最後にこのメッセージで締めくくりました。「Not Charity But The Chance!(保護より機会を!)「後悔は、あきらめた人にだけ一生付きまとう。」

道路が広がってきました。

2006-09-07 22:48:53 | Weblog
変則4車線だったm's kitchenの前面道路が広がってきました。また、手狭になってきた駐車場も、店舗北側に専用駐車場を設けました。お店と駐車場まではカラー舗装された歩道でつながっています。隣のコンビニも10月にはオープン。沿線には、食堂や、コンビニ、その他いろいろの建設ラッシュ。さらには、民家も建築ラッシュととてもにぎやかになってきました。毎日、違う道に入ると「おっ、こんなところに」と楽しませてくれます。変化と進歩のエネルギーに満ちあふれたとても楽しい街です。

事業について若干の変更

2006-09-06 23:56:07 | Weblog
44名定員で申請予定の就労支援事業ですが、勘違いがあったため若干の修正。定員を4名減らし40名とします。この法律下では、40名を超えてしまうと経営の効率化に支障があるようで、今回の対応となりました。しかし、今後も定員は拡大(特に就労継続支援A型)させる予定です。運営主体と事業主体を切り分け、一事業所での定員40名以下を維持する効率的な対応で、多くの社会活動を生み出して行きたいと考えています。もちろん単なる定員増を考えているわけではありません。あくまで最賃615円にこだわって、仕事を生み出していくことが大切だと思っています。