NPOワークスみらい高知PRESS

「NPOワークスみらい高知」の日々の活動のほか独自の視点で障害のある人を取り巻くことについて伝えていきます。

有意義だったテレワークセミナー

2006-06-26 00:22:22 | Weblog
「働きたい」という障害当事者の方を中心に開催したテレワークセミナー。eふぉーらむの岡本さんの話はとても勇気付けれられる内容で、重度の障害のある方をはじめ、それぞれに可能性を感じてもらえたのではないかと思います。
障害をサポートするAT機器の支援整備をはじめ、様々な課題に取り組みながら、10月開設に向け、がんばっていこうと思います。スタッフのみなさん、お疲れさまでした。講師の岡本さん、ありがとうございました。今後ともどうかよろしくお願いいたします。

養護学校からの実習生であらためて考えたこと

2006-06-22 22:46:20 | Weblog
養護学校の男の子が実習に来ています。自己表現がうまくできずに口ごもってしまいますが、疲れた顔も見せずがんばっています。今、2年生ということですが、彼が卒業する頃には、その進路がこれまでの「月給1万円」足らずというものでなく、多様な選択肢が用意されているようにしなければと決意を新たにしています。
障害を持って生まれると、今の社会では、その先行きのほとんどが限定されてしまいます。幼い頃から「将来は何になりたい」とワクワクしながら夢を語れる社会を創らなければならないと思います。そのために一つずつ選択肢を現実化して行きたいと思っています。
その選択肢を増やしていくために、大切なのは、もういいかげん福祉の世界だけで考えることをやめること。そんなせまい世界でどこまで考えても、内職仕事しか生まれません。マスターベーションみたいな支援をやめて、社会のさまざまな部分とつながる支援が今まさに求められています。
今、企業との協働によるさまざまなプランが持ち上がっています。近日公表予定のプロジェクトも、福祉の枠だけで考えていては、実現どころか思い浮かびもしないものです。山あり谷ありを繰り返しながら、少しずつ、選択肢を増やしていこうと思っています。

目的を持ったイベントの価値

2006-06-18 22:10:42 | Weblog
新聞には、毎日のように、「○○祭り」や「○○講演会」などのイベント開催が掲載されるが、そのほとんどがその日限りの“点”のもので、終わってみれば何も残らないということが少なくない。そんな中、数年前から始まった「高知福祉機器展」は、そのイベント自体が毎年、着実に大きく育っていることはもちろん、年間を通じて、様々な角度から絶えず活動し、“線”となり“面”となってきている意義深い活動だ。
ただ、年一回、お祭りを開くというものでなく、しっかりとした目的意識の中に位置づけられたこの活動は、イベントが目的化することなく手段として存在している。今年も盛大に開かれたこのイベントから学ぶことは多いと、裏方スタッフの一人として敬意を抱きながら関わらせていただいた。

自立支援法活用の試算によると

2006-06-11 01:23:56 | Weblog
自立支援法の報酬単価から、事業を組み立てていく作業を、提携予定の法人と行っています。検討を重ねるごとに、この変革は確かに既存の施設にとって、存続の危機に直面する問題であることがわかってきます。
利用者の得る収入によっては、定率負担との関係で、通所を取りやめるケースが出てくることは必至のため、就労継続支援を選択する場合、これまでのような内職作業ではなく、しっかりとしたビジネスプランを持つことが求められます。また、就労移行支援と就労継続支援では、その報酬にかなりの差があり、経営上は前者の選択が多くなるものと思われますが、今までと違って、利用期間に年限があるため、一般就労へ向けた効果的なプログラムを持たないと、これまた利用選択につながらないということも想像されます。
新たに参入する事業者も少なくないと思われます。自立支援法に合わせた形で事業を組み立てる事業者と違って、措置制度、支援費制度と、護送船団方式の独占状態で事業を行ってきた既存の福祉施設にとって、生き残りをかけたリストラクチャリング(再構築)が喫緊の課題であることは明白です。
制度に詳しい人が「この法律は、これまでの状態のガラガラポンが目的だ」と言っていましたが、確かにその通りだと実感しています。

新たな実習と講話とトラブルと

2006-06-08 00:50:22 | Weblog
男性1名、障害者職業センターの職務試行法による実習がお店でスタート。一週間の実習期間中でその対応力を見定め、短時間の配達スタッフとしての採用を検討しています。午後からは、室戸中学に招かれ、1年生を対象にお話。まじめによく聞いてくれたとホッとして帰路に着く途中、携帯電話にグループホームトラブル(人間関係)の一報。関係者の調整で、解決策を講じ、一件落着と思っていたら、その当事者がもう一人いて、隠れトラブルとなっていたことが、夜遅く判明。「グループホームって大変だよ」と言われ、ある程度、想像はしていましたが、確かに大変。他人同志、昼の人間関係でも大変なのに、ましてや寝食を共にする見ず知らずの人間関係。さらに、そこに当事者以外のそれぞれの関係者が絡み、事態はさらに複雑に。
グループホームは今後も、拡充していくことを提携予定先の法人と計画していますが、その対応力をしっかり身に付けることが求められると思ったことでした。

テレワークセミナーのお知らせ

2006-06-06 00:41:59 | Weblog
在宅就労を視野にITを活用して働くためのOJT機関「テレワークセンター」は10月開設に向け、準備を進めています。そのテレワークセンターを利用する障害当事者の募集とサポーター募集を主目的に、6月25日(日)13:30より、高知共催会館にて「テレワークセミナー」を開催します。講師は、三重県で就労支援に取り組むeフォーラムのプロジェクトリーダー岡本悟氏。定員は50名。参加費無料。なお、当日は、テレワークセンターの業務説明も行う予定です。関心のある方のご参加お待ちしています。
講師プロフィール
1984年三重県庁入庁。現在、地域振興部志摩サイバーベースプロジェクトグループ主事。2001年、「ITを活用した障害者の自立支援策」の担当になり、支援組織設立の準備を開始。2002年8月、eふぉーらむの設立とともにプロジェクトリーダーに就任し、現在にいたる。

先進の活動というけれど

2006-06-04 22:46:51 | Weblog
お昼から「勉強会」に参加。理念も活動も大変共感できるものでしたが、もはや聞き飽きたし、話飽きたしという感じです。具体的な活動も、驚きに満ちたものではなく、もはやごくあたりまえ。(参加していた旧体系の施設の方々にはありえない話だったのかもしれませんが)そんな他人の活動より、自分の日常の方がずっとエキサイティングでダイナミックだと気が付くと、つまらなくなって休憩時間を境に途中退室しました。さぁ、明日からも、思う存分実践、実践。