西沢利明の俳優ノート

西沢利明ひとり芝居のCD販売開始!詳しくは7月24日のブログで!収益の一部は目のご不自由な方への寄付金に!

野菜ジュース

2009-02-13 12:11:11 | Weblog
一つだけ長続きしている習慣がある。

朝、自分で作る‘野菜ジュース’だ。

セロリ・トマト・人参・レモン・キャベツ・パプリカ。

塩と水 少々。

これのせいか、ここ1,2年

風邪をひいていない。

でも、ひいてしまった!

悔しい!!

主治医に、注射をしてもらって、お薬をもらってきた。

コートを着ないで出歩いた罰か?

気をつけよう。

微熱のせいか

何をするにも集中力に欠ける。

早く治して、

日々を棒にふるのを、食い止めなければ!

制作中

2009-02-12 08:49:08 | Weblog
3月のひとり語りの

宣伝チラシを作っている。

はがき大のコンパクトなものだが

キャッチコピーが難しい。

写真も大事だ。

見る人の食欲をそそるレイアウトとは?

う~ん‥‥。

太宰は“お伽草紙”で、昔話を題材にして

人と人との関わりを、劇的に書いている。

『舌切り雀』で云えば、夫婦間の葛藤だ。

それを、おかしく切なく劇化している。

時代を超えた、男と女の愛の話だ。

さあ今回のチラシ、

どんな風にできあがるか?

演出方針は、もう決まっている。

音楽は笙の生演奏。

ただし、ひとり4役だ。

これが大変!

セリフを覚えなくては‥‥。

うれしかった!

2009-02-11 07:33:35 | Weblog
僕の他愛もないブログに

コメントをくださった方々

ありがとう。

45年前の『ロミオ』に、熱狂なさったお話し。

40年前『黄色い風土』(松本清張)を、観てくださっていたお話し。

また、現在の僕を励ましてくださる方々‥‥。

昔のことを、改めて想いだします。

そして今やっていること、やろうとしていることに

勇気をいただきました。

ありがとうございました。

今後も、お芝居のことやTVのこと、

読書のこととかも、お知らせしたいと思います。

小説家も劇作家も、絵画や音楽にしても

70を過ぎてから、優れた作品を世に残している人たちが多くいます。

役者にとっても

少しだけ、何かが見えてくるのは

70を過ぎてからのように思えます。

今こそ、大人の舞台をお観せしなければと、

あれこれ考えたり、計画したりしています。

『人生の華』は70代!

な~んて、馬鹿なことを口走っている近頃です。

いずれにしても、

お互いに、健康には注意しましょうね。

チーズパン

2009-02-10 09:18:22 | Weblog
近所で人気のパン屋さん。

我が家のお気に入りは

なんといっても、焼きたてのチーズパン!

焼きあがり時間を狙って

チーズパンを食べに出向く。

コーヒーのサービスがあり

テラスでアツアツを楽しむ。

週に一度くらいの、恒例行事。

なんでも焼きたてはおいしいが

焼きたてのパンは格別!

うまい!!

サイコロ状のチーズ以外は何も入っていない。

田舎風チーズパンと銘打った、この素朴なパン。

この店の目玉の一つだ。

焼き上がったとたん、すぐに売り切れる。

   Sinple is Best!

ひとり

2009-02-09 08:31:41 | Weblog
一人芝居、二人芝居、一人語り

を、ここ3年ほど、いくつか演ってきた。

大勢のものも演っているが‥‥。

一人語りは、芝居の根。

一人を極めることは、芝居を極めること!

と、近頃思えてきた。

昨年の『チェホフ』にしても、そう思いながら

一人で語るのに、何もしないようにと心掛けた。

何もせずに、劇的に充実させる

難しさと面白さ!

今度の『舌切り雀』も、何もしない。

“何もしない”が、

実は、多くをすること。

必要最小限の、一挙手一投足。

そろそろセリフを覚え、

その場その場のイメージを掴んで

一挙一動を決めて行かねばならない。

レモン

2009-02-08 12:09:30 | Weblog
徳島の親戚から

ダンボールぎっしり、

庭で採れた無農薬のレモンが届いた。

レモン好きの我が家は、感激する。

家でレモンを切らすことはない。

いろいろな料理に
おなべのポン酢に
日本酒のロックに。

何よりも、風邪気味のときにかじる!

風邪をひかない。

風邪の常備薬だ。

高村光太郎は(レモン哀歌)という詩の中で

レモンを噛むと、トパーズ色の香気が漂うと記した。

香りに色がある‥‥

宝石の色がある‥‥。

そんな果実なのか。

この詩の結末はこうだ。

『あなたの写真の前に挿した、桜の花の影に

すずしく光るレモンを今日も置こう。』

庭の灯

2009-02-07 18:47:11 | Weblog
家のちっぽけな庭に

夜になると、灯がともる。

プラムの木の枝につるした、変哲もないランプと

いちじくの枝で作った台の上に置いた

教会のような可愛らしい家の窓に

ろうそくの灯が揺れている。

他にも、グラスの中に、一つ、二つ‥‥。

京都・嵯峨野の念仏寺の灯のようだ。


──今夜も庭にいる。

静かだ。

小さなベンチに掛けて

ぼんやり炎を眺めている。

なんだかやけに落ち着く。

ただ座っている。

何もしない。

漠然と考えたりはする。

寒くても、マフラーをしたりして外にいる。

別に瞑想している訳ではない。

でも、フッと、芝居のことも考えたり

ギリシャ神話や聖書の断片を思い出したりもする。

だからどうと云うことはない。

ただ、ろうそくの灯を眺めている。

寝るときに消すまで、そのままだ。

家の中に、蛍光灯はない。

昔ながらの電球のみだ。

ろうそくの灯に、色もあたたかさも似ているからだ。

心が、しずまる‥‥鎮まる‥‥から。

白いヒゲ

2009-02-07 11:46:40 | Weblog
このところ

外出する用事が無い。

無性ヒゲが白い。

白い頭に、白いヒゲ。

似合うかもしれない!

が、一度もそうした事がない。

演じる役が限られてしまうのが、嫌だからだ。

イメージを決められたくないからだ。

いつもニュートラルなポジションにいたい。

演じる役の年齢の幅を、広げておきたい。

黒だろうと
白だろうと
灰色だろうと、自由自在に。

つまらない話しをしているぞ、今日は!

勉強しろ!

お腹が鳴ってきた‥‥。

塩焼きそばを作ろう!

キャベツ・ネギ・豚肉に、ニンニク少々と塩コショウだ!

作ろう!!

ひとり語りの日時決定!

2009-02-06 09:09:15 | Weblog
“語る 騙る カタルシス”

太宰治のお伽草紙
『舌切り雀』のひとり語り・第3弾を

3月14日(土)・15日(日)に決定。

最初は、去年の6月に『浦島さん』

音楽は、ハープ。

2回目は、10月『カチカチ山』

音楽は、ピアノ。

そして今回は、なんと“笙”の生演奏!

ハープとピアノは

妹に作曲・演奏してもらった曲の録音だったが

学習院時代からの友人が

「西沢クンのためなら吹くわ。」と

なんと気さくに引き受けてくれて

実現することになったのだ!

怠け者で、偉そうな事ばかり云う男と

欲張りで、無学な女。

こんな日本一駄目な夫婦に

生意気な小雀がチョッカイを出した‥‥。

この中年の、爺婆ではないカップルに

未来はあるのだろうか‥‥?

三回目は、そんな物語!!

1月に撮った『相棒』

2009-02-05 08:34:11 | Weblog
“詩人たちの最後の1日”

というサブタイトルだ。

共演した一人に、

ちょっと気になる若い俳優がいた。

醜い社会に絶望する詩人

三浦涼介クンだ。

正に、悩める若き詩人。

かもしだす雰囲気が、なんとも詩的だ。

濁りのない、澄んだ泉を思わせる。

セイレネの泉のように。

これからどんな仕事をしていくのだろう。

見守りたい。

1月は

2009-02-04 08:35:42 | Weblog
何をしたか?

TVドラマ『相棒』の撮りで、あちこちロケ。

遠かった‥‥。

水谷豊クンとは、なんと40年振りの再会!

彼が10代の頃

お芝居で、長い期間、一緒に地方を回った。

撮影の合間、

彼は、当時から不良大人だった僕が言ったことを、

思い出しては話してくれて

懐かしく、楽しい数日だった。

去年は

2009-02-03 16:30:17 | Weblog
2008年は

大、中、小、合わせると

5本の舞台を演ってしまった。

そのせいか、11月の『チェホフ』(於:シアターグリーン)では

腰を痛めて 大惨事!

随分前に、時代劇の立ち回りで腰を痛めてから、時々なるのだけれど

痛いのに、毎日稽古してたらとうとう全く動けなくなり

夜中に救急車→緊急入院→午後退院→針治療→初日。

この芝居、語りと二人芝居の二本立て。

舞台は、うまくいった。

終演後、お客さまが帰ろうとしない。

興奮覚めやらぬ態。

これはうれしい限りだ!

いつも こうはいかない。

腰痛で、舞台に立てるのか

キャストやスタッフのみんなに、心配を掛けたけど

再演の話しがくるほどで

思い出深い、作品になりました。