リアに扮して……

写真は、またもや、ギールグッドの『リア王』だが……！

「一人芝居」の上演台本を創って、“精神的に深すぎる”この劇の、リアの台詞を言ってみたい……！

king・learの扮装をして……！

阿呆(道化)を相手に、

或いは、独り呟くように、

或いは、無限に広がる闇と、その彼方の蒼穹(そうきゅう)と星に向かって……！

「神々はただ天上の退屈凌ぎに、人を殺してみるだけの事だ」！

「いわば気紛れな悪戯っ児の目に留まった夏の虫、
それこそ、神の目に映じた我等の姿であろう……」！

「人間、外から附けた物を剥がしてしまえば、皆、哀れな裸の二足獣に過ぎぬ」！

「必要を言うな！
如何に賤しい乞食でも、その取るに足らぬ持ち物の中に、何か余計な物を持っている」！

……シェイクスピアの悲劇は、ギリシャ悲劇を超えている！