西沢利明の俳優ノート

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ベアトリーチェ!

2010-10-05 22:43:03 | Weblog
二番目の挿し絵は、

天国のベアトリーチェが、ダンテを救ってやってと、

地獄の辺獄(リンボ)に降りて来て、古代ローマの詩人ウェルギリウス(影)にお願いしているところ!

「あの方を救ってやって、

わたしを喜ばせてくださいませ。わたしはベアトリーチェでございます。

すぐに戻らせていただきますけれども天から降りてまいりました。」と。

影であるウェルギリウスは、

生身の人間ダンテを、地獄、煉獄、天国へと案内して、

ベアトリーチェに再会させる!

そのプロセスが、百篇の詩で語られる!

壮大な叙事詩だが、ダンテの想像力は、底知れず深遠で、興味が尽きない……!

が、今、撮影のスケジュールが、FAXで届いた!

現実に引き戻された!

こっちの勉強しなくちゃなりません!

時代劇のロケなので、それ用の準備も……!

名訳のダンテ!

2010-10-05 15:14:51 | Weblog
この『神曲』、平川祐弘さんの翻訳が秀逸!

とても読み易い!

写真は、最初の挿し絵。

「人生の道の半ばで 正道を踏みはずした私が

目をさました時は暗い森の中にいた。」

……と始まる!

地獄、煉獄、天国と巡る、百篇の詩からなるこの大作、

三度目だが、始めてのように、新鮮だ!

前の読みが浅いせいもあるが、

何と言っても、ダンテの想像力の奥の深さだろう!

困った!

読み出したら止まりそうにない!

他のことが出来ない……!

読み始めるタイミングを計っています!