□サウンドボックス
昨年のレコード大賞最優秀新人賞を受賞したシンガー・ソングライター、家入レオ（１８）の初めてとなるワンマンツアーのファイナル公演（赤坂ＢＬＩＴＺ）は、家入らしさで満たされていた。
今月（３月）、高校を卒業し、「女子高生シンガー・ソングライター」の肩書からも卒業。
「音楽でまっすぐに生きていく」と宣言しての全１７曲で、集まった１３５０人のファンをわかせた。
ヒット曲「Ｓｈｉｎｅ」で幕を開け、アルバム曲などを次々と披露。
ファンに語りかけるように歌い、堂々としたトークも合わせて実に落ち着いたもの。
またひと回り大きくなった姿を印象づけた。
アンコールでは、４月から放送されるドラマ「確証～警視庁捜査３課」（ＴＢＳ系）の主題歌となる新曲「Ｍｅｓｓａｇｅ」（５月２２日発売）も初披露。
これまで自分のために曲作りをしてきたという家入が、「初めて私を支えてくれる人たちのために」と作った曲であり、春という新しいことが始まる時期にピッタリのメッセージソングだ。
ひときわ大きなファンの声援を浴びていた。
デビュー前の関係者向けライブや、所属レコード会社で偶然会ったのも含めると、この日で家入に会うのは４度目。
デビュー前に比べれば、その存在はとてつもなく大きくなったが、最初に見たときから変わらないのは、そのまっすぐな瞳だ。
偶然に会った際もこちらをまっすぐ見て「お久しぶりです」と声をかけてくれたまっすぐさは、周りの誰からも愛されている。
まっすぐな瞳にまた会える日を楽しみにしたい。
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