≪そぎ落とすことで多くを創出する/心に闇のある演じがいがある役≫
■シンプルに考え
オスカーを2度も獲得した俳優は何が違うのか。
映画「フライト」(ロバート・ゼメキス監督)のプロモーションで来日したデンゼル・ワシントン(58)は記者団の質問に「Less
is
more」と即答し、そぎ落とすことでかえってより多くを創出する大切さについて、穏やかな口調で述べた。
この俳優哲学は幼少期に母親から学んだそうで、「よく『物事をシンプルに考えなさい』と言われましたね。
反抗期には母の話を聞かないときもあったけれど」と懐かしそうに振り返った。
■過去振り返らず
物事をシンプルに考えて行動するように意識し始めると、いつの頃からか、簡素な人生をじっくりと味わうのが楽しみとなり、「日々、そのときそのときを一生懸命に生きることこそが大切。
過去は一切振り返らない」といった境地に至った。
ワシントンは、常にその哲学に忠実であるよう努めており、本作で初めて演じることとなった飛行機のパイロット役についても、不安よりワクワクする気持ちが勝ったという。
「事前に長い期間役作りのための準備をするし、撮影中も毎日十分な準備をしている」。
毎日を全力投球で勝負する心構えさえあれば、何も怖くはないということなのだろう。
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