ゴルフ・マンシングウェアレディース東海クラシック最終日（２２日・愛知新南愛知ＣＣ美浜＝６３９９ヤード、パー７２）――横峯さくら（２７）が７バーディー、２ボギーで回り、通算１５アンダーで今季２勝目、ツアー通算２０勝目を飾った。
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優勝賞金１４４０万円を獲得し、生涯獲得賞金が史上３人目の９億円に達した。
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２００４年のプロデビューから１０年。ツアー通算２０勝目を挙げた横峯の生涯獲得賞金が、史上３人目となる９億円の大台に乗った。
ポイントとなったのは１４番パー４。右方向に出た第１打がバウンドして木に当たった後、両足を組んで座っていた女性の足の付け根部分に偶然、乗った。救済措置を受けて打った第２打は、グリーン手前のラフへ。第３打を寄せ、３メートルのパーパットを慎重に沈めた。
１０番と１２番でボギーをたたいたが、窮地を脱すると、１５番で七つ目のバーディーを奪って１５アンダーに戻し、一緒に最終組で回る藤本に１打差をつけたまま１８番へ。先に打った藤本が２メートルのパーパットを外し、勝負あり。５０センチのパーパットを入れた横峯を大歓声が包んだ。
生涯獲得賞金が９億円を超えたことに「すごいですね」と人ごとのように話す２７歳が、言葉をつないだ。「優勝すれば苦しいこともリセットされる。それがゴルフの醍醐(だいご)味」。表情に充実感があふれた。（門脇統悟）
（2013年9月23日08時57分
読売新聞）
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