【ニューヨーク=畑中徹】米通信大手ベライゾン・コミュニケーションズは2日、英ボーダフォンとの合弁会社で、55%出資する米携帯電話最大手「ベライゾン・ワイヤレス」を完全子会社にすると発表した。ボーダフォンが持つベライゾン・ワイヤレスの株式45%分を1300億ドル(約12兆9千億円)で買い取る。
欧米メディアによると、世界の企業合併・買収(M&A)では、2000年のボーダフォンによる独通信大手マンネスマンの買収(約1720億ドル)などに続き、買収額は過去3番目の大きさ。ベライゾンは来年3月末までに完全子会社化の手続きを終えるとしている。
ベライゾン・ワイヤレスは2000年設立。今年6月末時点の契約件数は約1億件で、米国1位。ベライゾンは、ワイヤレス社の経営権を完全に握り、迅速な意思決定で携帯サービスをさらに高めたい考えだ。
一方、ボーダフォンは米国市場から撤退する。今回の売却資金を活用し、おひざ元の欧州や新興国の事業に力を入れる。
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