高野山真言宗(和歌山県高野町)は25日、資産運用をめぐる問題で執行部トップの宗務総長(金剛峯寺〈こんごうぶじ〉執行長〈しぎょうちょう〉)を辞任した庄野光昭(こうしょう)氏(70)の後任に、同町の蓮華定院(れんげじょういん)住職、添田隆昭(りゅうしょう)氏(66)を選んだ。任期は7月5日から4年間。
添田氏は京都大文学部を卒業。2001~09年、私立高野山高校の校長を務めた。
高野山真言宗では、お布施などを高リスクの金融商品に投資していた問題が発覚。最高議決機関「宗会(しゅうかい)」が2月、庄野氏の不信任案を可決したのに対し、庄野氏は宗会を解散。宗会改選後の4月にあった臨時宗会で、「資産運用に粉飾はなかった」とする弁護士らの検証結果が承認されたが、庄野氏は騒動になった責任をとり辞任していた。
関連ニュース
・日産ゴーン社長、報酬は9億8800万円 大台に乗らず
・空き家のネズミ対策に7千万円 福島県、避難区域向けに
・空き家のネズミ対策に7千万円 福島県、避難区域向けに
・SEO対策