大相撲夏場所限りで定年となった最高位の行司、第36代木村庄之助こと山崎敏広氏(65)の「定年を祝う会」が2日、東京・両国国技館で開かれ、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)や、かつて所属していた井筒部屋の大関鶴竜ら約500人が出席した。
49年の行司人生で一度も休場しなかった。
夏場所千秋楽の結びの一番、白鵬-日馬富士が最後の裁きとなり、その際に出身地の鹿児島県枕崎市では栄誉をたたえて花火が打ち上げられた。
山崎氏は「今後は好きな相撲を観戦することを楽しみにしています。
長い間お世話になり、本当にありがとうございました」と感慨深げに謝辞を述べた。
北の湖理事長は「一日も休まれなかったことに、あらためて敬意を表します」とあいさつした。
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