≪主人公に共感
自然に入り込めた≫
舞台、テレビ、映画と活躍の場を広げ、木南晴夏(27)は女優としてのキャリアを地道に、そして着実に積み重ねてきた。
だいぶ自信もつき、どっしりと腰を据えて演技に臨めるようになったころ、ふいに舞い込んだのが本作「百年の時計」(金子修介監督)の主演話だった。
「長編映画で主演を務めるのは初めてで、やはり素直にうれしかった。
主人公の内面も自分と近く、自然に入り込むことができた」。
木南は初主演の喜びを大切にかみしめるように振り返った。
本作は、「ことでん」の愛称で鉄道ファンに愛されている香川県の「高松琴平電気鉄道」開通100周年を記念して作られ、オール香川ロケで撮影された。
乗客たちがそっと胸に抱える葛藤と向き合い、それぞれのやり方で消化し、または成長していく物語が、パズルのピースを組み合わせていくようにミステリアスに描かれている。
■大人びたイメージで
木南の役どころは高松市美術館の学芸員、神高涼香。
地元出身の画家で、長年あこがれていた安藤行人(ミッキー・カーチス)へのオファーに成功し、企画展実現に奔走する涼香だったが、肝心の安藤本人はすっかり創作意欲をなくしてしまっていた。
涼香は、自他ともに認めるバリバリの仕事人間で、納得いくまで疑問と向き合う。
ここ一番では恋愛もそっちのけにしてしまうほどだ。
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