米映画芸術科学アカデミーは10日、世界最大の映画の祭典アカデミー賞(第85回)の候補を発表し、ファンタジー・コメディー「白雪姫と鏡の女王」で衣装を担当し、昨年1月に73歳で亡くなった石岡瑛子(えいこ)さんが衣装デザイン賞にノミネートされた。
主演女優賞には史上最年少9歳と最年長85歳が候補となったほか、助演男優賞候補は全員がオスカー俳優のベテランによる“いぶし銀”対決となるなど、「トリビア」満載のノミネートとなった。
授賞発表は2月24日にハリウッドのドルビー・シアターで行われる。
■石岡瑛子さんも
石岡さんは東京都出身で、1961年に東京芸術大学を卒業、資生堂勤務を経て70年にデザイン事務所を設立。
80年代から拠点をニューヨークに移し、87年には伝説的なジャズトランペット奏者マイルス・デイビス(1926~1991年)のアルバム「TUTU」のジャケットデザインを手掛け、日本人で初めてグラミー賞を受賞した。
93年にフランシス・フォード・コッポラ監督(73)の映画「ドラキュラ」でアカデミー賞の衣装デザイン賞に輝き、08年には北京五輪開会式セレモニーの衣装もデザインした。
故人によるアカデミー賞の受賞では、09年の「ダークナイト」に出演したヒース・レジャー(1979~2008年)が助演男優賞に輝いたことがある。
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