明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの真髄7(スイングを固める)

2019-04-19 21:52:38 | スポーツ・ゴルフ
スイングを固める前に、アドレスの位置を正確に決めなければならない。ボールと自分との距離がいちばん大事であるように思う。腕を伸ばして届く距離から少し近付いたところで両足を固め、膝を軽く曲げて両腕に余裕を持たせる。腰は軽く立ててお腹から前傾するような感じで、リラックスしてアドレスしておく。始動は左へちょっとワッグルを入れてから、思い切って振り上げる。これで準備は終わり、これからがスイングのツボになるので、詳細を説明しよう。

1、右肩の下に左肩をもぐらせる
頭の下に潜らせると考えると背中が反ってしまって、結果力が逃げてしまう。右肩の位置まで左肩を持って行くぐらいで丁度良い。背骨の線を回転軸と考えると右側に傾いてしまうが、それで問題ない。ボールを打つためには傾いている方が力が出る。

2、右脚を伸ばして左後ろに(左肩よりも左)に引く
バックスイングで重要なのはいかに力をためるかである。それには腰を上体と逆の方向へ捻ることが肝心である。右脚を伸ばすというのは左へのシフトをスムーズに行うためである。

3a、バックスイングの終わりで右足を伸ばしたまま左脚を曲げて沈み込む
3b、腰を水平に回して重心を左に移す
沈み込むのはキッカケ作りになる。野球のピッチャーなんかも投げる前に沈み込む動きが出るが、態勢をボールに向かわせる意味でも効果がある。腰は左へスライドする前に「水平に回転」する。単純にスライドしてしまうと下半身の回転不足になってしまう。ダウンスイングの前に回転するのがミソである。

4a、左へスライドしてボールの位置に頭が来るように戻す
4b、右手を背中側に回して、クラブを右手の親指と人差し指でつまむようにし、打つぞという態勢を作る
この始めの位置に戻すことが重要。これは既にバックスイング動作に入っているので、同時に右手を投げる時の動作(十分に遠心力を使える位置=背中)まで捻る。

5、上体を前かがみに折り曲げ、左のお尻は後ろに突き出し、ダウンスイングを開始する
ダウンスイングで体が伸び上がったり上体が突っ込んだりするとミスにつながるので、上体の前傾をキープするためにもお尻は突き出した方が安定する。このまま左足はフィニッシュまで重心を支えて、最終的には体が乗っかってくれば良い形になる。

6、ダウンスイングでは左手を出来るだけ低い位置に思いっきり振り下ろす
どうしても手が浮いてしまうことで強いインパクトができないので、左腕を下げて「体の開き」を抑える効果も含め、上からの力強いインパクトを目指す。

7、インパクトでは「右を向いて打つ」ぐらいでちょうど良い。
インパクトイメージが体の真正面だという教えはしょっちゅう見るが、私は「右を向いて打つ」というのが強いインパクトが打てるので良いと思っている。ボールにアタックしてインパクトからフォローと考えると、両肩が右から左へ回転する「途中に」インパクトを持ってくるのが理屈に合っている。感覚的には「右を向いたまま」振る、である。

8、インパクトは右腕は曲がった状態で、右手の親指側が前に出ている必要がある。つまり右手の親指と人差し指でつまむ形で押し込むこと。間違っても小指側を先に出すとシャンクやスライスになるから要注意。
これは鉄則である。右を向いて左のボールを打つと、ハンドファーストになって「フェースは開く!」、必ず開くのである。そこでフェースを返す必要がある。これによりボールの飛んでいく方向も安定して軽いドローになる。ドローが思ったより左に出て引っ掛けになるのは、殆どが「体が左を向いてインパクトする」からである。つまり、体はボールより「左に」あるべきで、これをキープすることで引っ掛けは防げる。

8インパクトからフォローまでは、ただ右手を思いっきり伸ばしてリリースすることだけに専念する
強いインパクトとは、ボールを打ち抜くことで得られる感覚だ。その感覚を得るには、インパクトより先のフォローをイメージした方が良い結果を得ることが出来るようだ。クラブを持ち上げるようなスイングではフォローでマン振りになるが、正しくスイングが出来ていれば「フォローは力が抜けて」マキロイのような一定の位置にピタッと収まる。

9フォローまで姿勢は低く保ち、打った後に頭を飛球線に向ける
前傾姿勢を保つというのは目標ではなく「結果」であるべきだ。伸び上がった方が力が出るようにも思うが、それだと「右を向いて振る」ことが出来ない。ここはやはり前傾を保ち、クラブの軌道は頭よりも「内側」を通る方が正しい。その時上体は「右側屈」して、PGAプロが雑誌の分解写真などで見せる美しいスイングが完成する。

以上、偉そうに書き連ねたが実際は私も日々練習して、「ここに書いてあることが出来るように」努力している最中である。これでゴルフが完成かと言えば、ようやくスタートラインに立ったばかりだ、というのが正直なところではないだろうか。正確性はもとより、アプローチ・バンカーショット・ラフからのショット・傾斜地からのショットと、やるべきことはいっぱいある。そして最後にパターだ。気の遠くなるような長い道のりを極める頃には、もうクラブを握ることすら出来なくなっているかも。じゃあゴルフを諦めるのかというととんでもない!。奥が深いからこそ、ゴルフはやめられないのだ(納得)。

皆さんも御自分なりのスイングがお有りだと思います。ゴルフは1つの正解だけがあるのではなく、多種多様の個性的な正解があるからこそ面白い。その中で「私の正解」を見つけることが楽しいのではなかろうか。そこにこそゴルフの魅力があるように思う今日この頃でした。

ところで熊本で開催されているLPGAのKKT杯バンテリンレディースの初日はどうなったかと録画を見たら、恐れていたことが現実になり「堀琴音が104位じゃあーないですか!」(ぎゃふん!)。もう悲しいのなんのって、ゴルフ練習に行くまでは予選は大丈夫と思っていたのに、後半で「ガタガタっと」ボギーを連発して8オーバー。幾ら何でもこれでは予選は通らないではないか、と思ったが気を取り直してこのスコアを受け入れることにした。彼女も精一杯頑張っての結果である。今は新しいスタイルを身につけることが優先で、試合の結果に一喜一憂すべきではない。何はともあれ今年のQTに全てを賭けて、来季の出場機会を確保することが先決である。そのためにも今年は我慢、来季こそは新しい堀琴音を見ようではないか。明日もう1日あるから、せめてアンダーで回って鬱憤を晴らして欲しいものである。腐らず楽しめ!

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