明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

北朝鮮の真実

2018-01-12 23:50:00 | ニュース
北朝鮮と韓国の対話が始まろうとしている。平昌オリンピックにからめて南北融和を図るということだが、文大統領はどこまで北朝鮮を信じているのか今ひとつわからない状況だ、というのが日本外務省の見解である。金総書記はそもそも核兵器を廃棄するなんて考えは毛頭ないし、また核兵器を使うのに躊躇しないとも言っているのだから韓国はいいように利用されているだけなんじゃないのか?と日本人の誰もが思っているのが現状である。そしてトランプ米大統領は「静観する」と言っているが、これも全く信用は出来ないのだ。日本は一体どうすれば良いのか、今後の展開についての私の考えをちょっとまとめてみた。

1 韓国と北朝鮮との融和が本格的になり、韓国はアメリカと離れて中国の傘下に入る

先日韓国文大統領が中国を訪問した時、中国側から「全然相手にされなかった」という経緯がある。「韓国メディアは国辱だ」と騒ぎ立てたが、北朝鮮との対話路線でトランプから見放された韓国には、中国は気兼ねする理由など無いので実に大っぴらに冷遇したみたいである。このままアメリカから見捨てられて日本の援助も貰えない韓国は、仕方なく中国の庇護を求めるだろうが「もしかしたら北朝鮮より下の位置」に置かれることもありうる。何せ漢の時代の大昔に占領軍である帯方郡があったところだから、中国は韓国を属国と見ていることも十分にあり得る。それにもともと韓民族は中国人から好かれてないらしいので、アメリカにもそっぽを向かれ中国からも冷ややかな目で見られるという、どっちを向いても「嫌われ者韓国」で生きていくしか能が無いみたいである。唯一救いがあるとすれば、北朝鮮「同胞」の温かいまなざしであろう、考えるだけゾッとするが。結局韓国人は自尊心だけ一人前だが、「国際社会の正義」というものを知らない慰安婦国家だから、このまま外交音痴で終わりそうである。

2 韓国と北朝鮮との融和が本格的になる前にアメリカが攻め込んで、中国とアメリカとで冷戦が始まる

アメリカは韓国が「中国側に寝返ること」を一番嫌がっているので、万一にも北朝鮮と仲直りするようなことが起きそうになったら先制攻撃して、否が応でも韓国を戦争に引きずり込もうという計画である。その準備は着々と進んでいて、北朝鮮のミサイル発射台はすべて衛星写真で場所を既に確認しており、攻撃ミサイルのターゲットの座標を正確にインプットしてあると思う。ただし北朝鮮が全面降伏してしまったら元も子もないので、北の戦車などの通常兵器は手付かずに残しておき、ソウルが反撃を受けて火の海になるくらいのドラマは用意してあるのではないか。いずれにしても北朝鮮が攻撃を受けたら中国が反撃するだろうから、そしたらアメリカが講和して「第二の冷戦状態」だ出来上がる。これは安倍右傾化日本にとっても好都合なシナリオである。

3 韓国と北朝鮮との融和が本格的になる前に金総書記が突然死し、北朝鮮がクーデターで民主化される

アメリカか韓国かまたは中国・ロシアの暗躍で金総書記が突然死するというシナリオで、死因は薬物というのが相場である。ロシアが関与すればイギリスであったような「核物質」を注射されるというのもありそうだ。金総書記の兄さんが薬物を顔に塗られて殺されたので、同じ方法で彼も殺されるというのも運命めいて面白い。いずれにしてもそれをキッカケとして軍部がクーデターを起こし戒厳令を敷いて暫定政権を樹立、時期を見計らってイラクのような「疑似民主政権」を建てるだろう。アメリカがバックになるというのは中国が許さないから、案外中国主導のロシア暗殺部隊による極秘作戦が水面下で進行している可能性が高い。海外から受けが良い民主政権だがその実は「中国の隠れ蓑」という、最近お決まりの構図である。こういった場合、韓国や日本は全然役に立たないので、後からニュースで教えてもらうという「善良なバカ」になるのが関の山であろう。まあ、日本人にとってはそのほうが政治の闇を知らなくて済むから、都合が良いとも言えるが。

4 韓国の努力が水の泡となって、北朝鮮は完全核武装し、アメリカは口だけになって手を引く

北朝鮮はしたたかに韓国に擦り寄ってみせるがそれは時間と金を稼ぐ手段に過ぎず、その裏でせっせと核ミサイルの配備を行い、そのうちにアメリカ本土20箇所ほどは攻撃できる能力を持つことになるという筋書き。アメリカは韓国・日本の世論が「ワイワイ言うので」手が出せず、トランプの口だけで対抗しているが「経済封鎖」の効き目もなく、しまいには「もうほっとけ」とばかりに手を引いてしまうシナリオである。もともと北朝鮮はアメリカと休戦中でいつ戦争が再開しても不思議はない状態であり、やむなく最後の手段として核武装しているに過ぎないので、アメリカが手を引けば「北朝鮮から戦争を仕掛ける理由が無い」というのが本当のところ。そうこうしているうちにアメリカが北朝鮮との休戦状態を平和条約で終わらせて、意外と「普通の経済的関係になる可能性」も十分ありうる。何を馬鹿なことをと言うかもしれないが、何だってあるのが政治の世界なんである。そうなった場合、日本も真っ先に北朝鮮と貿易協定など結んだりして、安倍さんも恥も外聞もなくコロリと態度を変えて「抜け目なく利益を稼ぐ」かも知れない。北朝鮮だって意外と市民は普通の人間だったりするんだよね、日本もそうだったように。戦争中は一億玉砕なんて言っていたわけだから、とても北朝鮮を悪くは言えないわけである。まあ、金一族は政権維持にしがみつくだろうけど、ヒトラーやチャウシェスクと同じ末路になるんじゃないかな、分かんないけど。

5 何も起こらない

これも選択肢の一つとして取っておこう。このままずっと同じ状態が続いていくが、インドと中国が突然ドンパチやらかすかもしれないし、イギリスがEU離脱のどさくさにスコットランド独立騒ぎが再び巻き起こるとか、スペインでバルセロナと独立戦争が勃発するとか、つまり世界は何が起きても不思議ではない。火種は何も中東と東アジアだけではないのである。そもそも北朝鮮の問題は、実はそれほど深刻でもないんじゃないかと思えてきた。何しろ原因が「アメリカの被害妄想」だけなのだから、これを民主主義の大問題と言う方が間違っている。今や核を持っているのは「北朝鮮だけでは無い」のだから。

以上、私のシナリオでした。とにかく日本はこの問題に関しては「何も出来ない蚊帳の外」ですから、海の向こうの国の出方をじっと見守るだけです、悔しいですが仕方ありません。さて皆さんはどのように考えることでしょうか?

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