明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

深海探査艇の話

2018-01-11 22:00:00 | 科学・デジタル
今日BS朝日で「遥かなる深海大冒険」と題して、深海潜水艇の話を4時間かけてやっていた。それを見ていてテレビ局の思惑とは別に、これから2、3年の内に深海や地球のマグマや宇宙などの人間が生きられない環境の調査は、全部ロボットにやらせる時代が来るな、と確信した。危険な場所にわざわざ人間が行く必要もなくなっているのだ。

空と海、人間の夢とロマンが遥かな地平へと突き進んで行った60年代から現代まで、科学はどんどん進化して来た。深海探査も6500メートルに及んでいる。人間を3人、狭いコックピットに乗せて6500mの海底へ降りてゆく危険なミッションを追いかけるテレビ局の映像に緊張が走る。もし気圧が下がったり機体を上昇させる浮揚材に何かあったら、乗員は生きて出られなくなってしまうのだ。

彼らは志を持って海底深く潜っているのだろうが、これからAIロボットが乗り込んで何から何まで調査するのである。宇宙ステーションに長期滞在する飛行士の努力も、今やあえなくロボットに取って代わられる時代になった。未知なる世界への探求が人間の恐怖心を忘れさせるほどに刺激的で魅力的であることは確かだろう。だが、これからは安全な司令室でコーヒーでも飲みながら、ロボットの一挙手一投足をモニターで見てるだけの単純な業務になる事は間違いない。

では真理探求の活躍の場は、ロボットの独壇場になり人間の役目はこれで終わってしまうのだろうか?

いやいやそうではないだろう、人間はどんな形であれ「真理を追究し続ける生き物」である。たとえそれがどんな形になろうと、我々を惹きつけ無限の空想を掻き立てることは間違いないのだから。

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