6/20(土) 明治大学リバティアカデミーのオープン講座 「世界の民族音楽を聴く アイルランド音楽の魅力」を受講してきました。
『講座』ですから、講師から講義があってそれを聞く・・・なんてうっすらとイメージしていたのですが、違いました。
守安さんは演奏家としてはもちろんですが、話し手としてもとても魅力のある方。
一方的に話すのではなく、講座に参加された皆さんの声を拾ってリクエストを受け付けて、そんなやり取りの中でどんどん話題が変わっていきます。
講義のアウトライン、演奏曲目の打合せなど事前に決めてないようで、その場の流れで曲を決めて待った無しで演奏に入っていく---まさしくライブでした。
アイルランド音楽が譜面を必要としないこと(譜面に著わすのが出来ないこと)
明治以降の日本の文部省唱歌(わらべ歌など)とアイルランド音楽が似ている裏事情
8小節・8小節の譜割りから外れた字足らず的な旋律の着地点が無いような魅力・・・
などなど興味深い話題がたくさん上がりましたが、なんとなんと、私が守安さん御夫妻のCD 『The South Wind~アイルランドからの伝言~』を聴いて一番心惹かれた曲「The Ross Memorial Hospital」、リクエストをしたら応えてくださって目の前で演奏してくださったんです
嬉しかった~
CDではコンサーチナ(? すみません、鍵盤楽器の聞き分けが出来ません) とピアノがメインで演奏されてます。
笛がメインだったらどんなだろう・・・ともう妄想の域に達するくらい想像してました-----
笛で演奏してくださったんですよ! 想像以上の素晴らしさでした。あらためて譜面に出来ない・・・がわかったような気になりました。
楽譜にしたらクレッシェンドにデクレッシェンド、ピアノにメゾピアノにピアニッシモ・・・きっと強弱記号だけで書ききれなくなるような、そんな演奏でした。
曲紹介も詳しくしてくださいました。フィルさんが亡くなったお友達を偲んで作った曲とは知っていたのですが、原因は交通事故で
運転していたのはフィルさん、亡くなったのは助手席に乗っていた音楽仲間とのことでした。。。
心の痛みに重いも軽いもないけれど、感性あふれるフィルさんですから哀しみがどれ程で、どんなふうにあのメロディーが出てきたんだろう・・・
なんて思ったらじわじわとウルウルしてしまいました。
素敵な演奏を本当にありがとうございました。
終了後、守安さん御夫妻を囲んでの記念ショットです。
前列中央が守安功さん、その左隣りが守安雅子さん、そして右端がチェンバロ奏者のレイコさん。
コーディネーターの石川先生が撮ってくださいました。ありがとうございました!
“アイルランド音楽の魅力”はもちろん、講師の“守安御夫妻の魅力”もたっぷりと堪能した楽しい時間でした。
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テンションが上がっているので、こっそり隠しておいた動画をアップしちゃいます。
何の技巧も装飾もありません。CDを聴いて頭から離れなくなってしまったメロディーを1音1音吹いてみただけです。
ただのブルーグラスのギター弾きにこんなことをさせちゃうくらい、素敵な風(Wind)を届けてくださった守安御夫妻に感謝です。
The Ross Memorial Hospital
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小生の大好きなバンドです。ぜひ聴いてみてください。【追記2】小生も11月7日の近江楽堂でのショーン・ライアンさんを招いた守安さんのコンサートを申し込みました。またお目にかかれますね。【追記3】今日のブログは豪華版で、「オートハープの集い」も楽しく読ませていただきました。知人の北海道の渡辺さんもお元気そうですし、小坂さんも活躍していらっしゃいますね。
ダルシマダムといい、オートハープといい、女性が演奏すると本当に素敵です。みなさんのご活躍を心よりお祈りしています。
企画・準備から始まって当日のオープニングから進行などなど、土曜日は大変お疲れ様でした!!講座に参加して、守安御夫妻の演奏・お話を聞くことが出来て本当に良かったです。
The Ross Memorial Hospital はお言葉通り、守安さんからの素敵なプレゼントでした。アイリッシュはまだまだ知らないことばかり。The Boys of the Lough というバンドもディブ・リチャードソンも知りません。でも、とても聴きたくなりました。これを機会に聴いてみます。
また、Ash Grove という曲も初めて知りました。今回の講座がきっかけで、ますます新しい音楽の世界が拡がりそうでワクワクしています。
11/7はお会い出来そうとのこと、楽しみにしております。同じ時間に藤田さんも行かれるかも・・・です。
また、オートハープの投稿も御覧くださってありがとうございました。この週末は幸せな音楽三昧で、今日はまだ半分夢の中にいるような思いでブログを書いてました。
素晴らしい講座をありがとうございました!
アパラチアンダルシマーの資料もゆっくり拝見させていただきますね。またの機会を楽しみにしております。
今、AMAZON で Boys of the Lough を見ていたら、
Fiddle が Aly Bainで Sharon Eubank's Waltz が入ってるのがありました。Sharon Eubank's Waltz 、大好きなんです。ポチっと即購入ボタンを押してきました。到着が楽しみです。(土曜にご紹介してくださった守安さんの 人・酒・音 も購入しました。)
このブログは私が気兼ねなく書きたいことを書きたいので、FacebookやTwitterなどとリンクさせてません。訪問してくださる方は、ほとんどリアルでもおつき合いさせていただいてる音楽仲間ばかりです。
先生とのこうしたコメントのやりとりを通して、私がひっかからない箇所に糸口を見つけて、そこから新しい音楽が拡がってくお友達もいるかもしれません。
Aly Bainは Jay Ungar との美しいツィンフィドルを聴いてファンになりました。アイリッシュのフィドラーは他にダブリナーズのJohn Sheahan が好きです。(彼はホイッスルも愛らしいので)
でもまだまだ知らないプレイヤーさんばかりなので、ボーイズ・オブ・ロックをきっかけにいろんな方を知ることが出来たら嬉しいです。
ダブリナーズは1960年代からの活動ですから、アルバムをたどっていくだけでもかなりの数になりそうですね。メンバーも入れ替わったり亡くなったり・・・少しずつ聴いていきたいと思います。
「The Parting Glass」の御紹介、ありがとうございました。こちらは早速聴いてみます。「マッサン」は見ていなかったのでわからないのですが、YouTubeで検索してみます!