Diary

渡辺家のファミリー日記です。

文化センター講座

2015年01月28日 00時40分37秒 | アイリッシュ

1/24(土) 赤羽文化センターで開催の「奥深きケルトの踊りと音楽の世界~アイルランド・スコットランド文化に触れよう~」に参加してきました。
北区に在住・在勤・在学の方が対象の講座なのですが、人数が満たないためどなたでも申込めます---とTwitterで流れてきたんです。
3回目、2/7に豊田さんのホイッスル演奏指導があったので即申込みました。



1回目はアイルランドの紅茶とチョコをいただきながら、アイルランドの地理・歴史・文化などのお話。
アイルランド島は1つの島ですが、北部の北アイルランドは「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」なので通貨はポンド、
残り島の6分の5を占める地域がアイルランドで通貨はユーロ。島内で違う通貨が使われていて、教育課程なども違うそう。
アイルランドの首都ダブリンは人口100万人ほどで、日本でいえば仙台くらいの規模---などなど概要を話してくださったあと、アイルランドを知るのに参考となるおススメの本や映画をいくつか紹介してくださいました。
その中の1つ、「あなたを抱きしめる日まで」。

舞台は1950年代のアイルランド。アイルランドは厳格なカトリックの国なので、未婚の女性が妊娠するのは家族の“恥”。10代で妊娠してしまった主人公は強制的に『ランドリー』へ連れて行かれて働かされます。『ランドリー』とは教会が経営する、その名の通り『洗濯屋』。未婚女性を保護する---という建て前ですが、要はただ働き。主人公は男の子を出産しますが、我が子と会えるのは1日1時間だけ、その上子どもが3歳になった時に養子に出されて無理やり引き離されてしまいます。映画は年を重ねた主人公が、50年前に奪われた子どもを捜しに出かけるお話です。
この『ランドリー』、実際に1996年まであったそうです。
同じく1950年代、「マグダレン洗濯所」で助産師をしていた女性の手記を元にした「マグダレンの祈り」という映画もありました。
『ランドリー』、今まで知りませんでした。弱き者の魂を救済するはずの宗教が、社会的弱者を酷使するなんて・・・身分の差がない“平等の愛”こそがキリスト教なのでは---ってつっこみたくなります。

「あなたを抱きしめる日まで」
公式サイト   http://www.phantom-film.jp/library/site/mother-son/index.html

「マグダレンの祈り」
参考記事    http://matome.naver.jp/odai/2136133702511735201

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