やっと読めました。「神様のカルテ3」。
前2作より読み応えあり。
看護師長の外村さん、主任看護師の東西さん、ともに第1作の「神様のカルテ」から登場しているけれど
「3」でそれぞれ個々にスポットライトがあてられて、お話の中での存在感がグ~ンとアップ。
「2」から登場した進藤先生と娘の夏菜ちゃんのエピソードもずっとつながっているし、
それに「3」で初めて登場する人たちも加わって、お話の厚みが増してます。
(年に1度、お祭りの夜にだけ、“金魚屋のおじちゃん”として別れた息子に会うことを許されている横田さんのお話には胸が熱くなりました。)
単純にページ数でも納得。
「神様のカルテ」 ・・・ 205ページ
「神様のカルテ2」 ・・・ 317ページ
「神様のカルテ3」 ・・・ 382ページ
ページが増えれば、その分内容も濃く深くなります。
第1作で大学病院への誘いを辞退し、本庄病院に残る決意をした主人公が
今回の「3」で大学病院へ行くことを決めます。
残ることを決めた時、"どうしてこの人はこんなに優しくなれるのだろう---"と思いましたが、
本庄病院を離れると決めた今回もあらためて、"どうしてこの人はこんなに優しいんだろう---"と感じてます。
こんな栗原先生みたいなお医者様なら、私も命を預けられるな・・・。
「4」に続きそうなのでますます楽しみです。