Diary

渡辺家のファミリー日記です。

見てきました♪

2008年10月14日 08時20分55秒 | 映画
『容疑者Xの献身』、レディースDayを待って見てきました。
堤真一さんが良かった!!
最初登場してきて、なんか頭が薄いんですよ。額の生え際から後退してる・・・って感じ。堤さんどうしちゃったの~とびっくりでしたが、役作りのため撮影前に薄く切ったそうです。撮影の間、他の仕事は出来なかったんじゃないかと心配してしまいました。冬の時期の撮影でした。『SP』が終わってからだったのかしら・・・。

一番印象に残ったセリフは、湯川の「何も関係もない人間を歯車にした」-----。
湯川は刑事や警察関係者ではありません。事件の動機や背景はどうでもいいと思ってる。ただ、現象の科学的解明だけに興味を持っていたのに、事件に友人が深く関わっていることが判ってしまった時、自分の中で葛藤が始まります。
「実におもしろい」がいつもの決めゼリフだけれど、今回は全くおもしろくなかったことでしょう。結局どうするか---を決めたのは何の関係も無い人の命を奪ったことへの湯川の正義感。その正義感を貫いても誰も幸せになれない・・・と重々承知で石神と花岡靖子に向き合う湯川は、とても重かったです。

また一番印象に残ったシーンは、留置場の天井のシミを見て石神が4色問題を思い浮かべるところ。
暗い灰色の天井に拡がっていく赤・黄・青・緑・・・。やたらと綺麗なシーンでした。留置場のあの状況の中、“大切な人たちを自分が守った”という想いで、石神はすごく満足で幸せだったのでしょう。でもそのすぐ後に自分が為した全てのことが無駄になり、大切な人も罪に服するのだから、絶望・虚しさ・喪失・・・いろんな感情が一気に石神に押し寄せて、もう叫ぶしかなかったんでしょうかね。。。
コメント
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