てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

クマバチの盗蜜

2011年09月11日 18時54分11秒 | インポート


花は虫たちから受粉してもらう代償として蜜を貯めこむ。
しかし、クマバチは花に馬乗りになり蜜の溜まっている距から直接蜜だけを盗む。

観察しているとクマバチだけが悪いわけではなさそうだ。
クマバチが潜り込めない花の構造に問題があるともいえる。

以下はウィキペデアより
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盗蜜のパターンは田中(1993年)[1]によれば、
  1. 花弁(花びら)や(がく・花被片)の間から蜜を吸い取る。
  2. チョウやガ(チョウ目)は、長い口吻で蜜腺から直接蜜を取る。
  3. 花よりも相対的に小さな体であるため、や柱頭に触れないで花の奥にもぐりこみ、蜜を取る。
  4. 花に穴を開ける、または花を引き裂いて蜜を取る。
  5. 上記4.で開けられた穴を利用して蜜を取る。


キスジセアカカギバラバチ

2011年09月11日 18時02分05秒 | インポート





このハチのことは2007年10月に、未だブログを初めて間もないころに撮ったことがあった。
それから間もなく4年になる今日、再会することができた。

7-8mmのハエぐらいのハチだ。
このハチには面白い生態がある。
以下は「ようこそ!寄生蜂の世界へ!」様より引用。
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生態としては、非常にユニークな寄生戦略を有することが知られておりまず母蜂は草食性の鱗翅目昆虫の幼虫やハバチの幼虫が利用する食草に産卵を行い、

食草の摂食を介し卵をそれらの幼虫の体内に送り込む。

その後、その幼虫に偶然寄生したヒメバチやヤドリバエなどの寄生蜂、寄生蝿に寄生するか、その幼虫を狩りに来たスズメバチなどの捕食性昆虫の幼虫に寄生するとされる。

このように極めて特殊な寄生様式(二次寄生)をとるため、メスは非常に多くの卵を保有することが知られており、典型的な小卵多産型の寄生蜂である(下手な玉も数打てば当たる)。
しかしながら、生態の記録はごく一部の種のみで、少ないのが現状である。




110911