ヒデの講演会を企画してくれた岩橋さんのおかげで、ようやく、何をどう考えればいいのかが、少し分かってきました(o|o)
講演会が終わって三日も過ぎてから、「分かったぁ」というのもどうかと思うけれど…(@_@;)
「知的障害者の自立生活の介助・支援」と「普通学級」のつながりを考えるためには、少なくとも三つの方向から考えないといけないようです。今までそれを、一度に考えようとして、糸が絡まっていたのです。
きっかけは、やはり「違和感」です。一つ目の違和感は、ヒデの講演会で、介助者が「この2年で、ヒデさんはずいぶん成長したと思います」と話した言葉への、違和感。
二つ目は、交流会の酒の席ではあるけれど、車椅子を利用している障害のある人が「大人になったら自立生活することは当たり前なんだから、養護学校だっていいんじゃないの。どうして普通学級にこだわるのかわからない」と話した言葉への、違和感。
この二つの「違和感」から、「普通学級と自立生活」について考える道筋が一つあります。
そこには、「障害」=「改善すべき状態」という見方と、養護学校の社会的役割についての無知があります。だから…。
1・「社会=コミュニオン」の在り方が、介助・支援の在り方に関わるという視点が、一つ目の方向です。
2・親が子どもを「施設」に預けてしまうことなく、「親」や家族だけで囲い過ぎてしまうのでなく、子どもと社会を信じて、どんな障害があっても、「自立」への道を探るための視点が、二つ目の方向。
3・そして、当事者自身にとっての、「普通学級」という体験(子ども時代)の意味を考える視点が、三つ目の方向。
どこかで聞いたような分類だと感じた人。当たりです!(^^)!
「みつ子さんの右手」で書いてきた「三つの守り」と同じなのです。
社会との関係、家族との関係、自分との関係。それはまた、三好春樹さんの「関係障害論」と同じ視点です。
でも、本当に、今日、気づいたのです(-_-;)
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岩ちゃん
ai
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