蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

福井県選抜物語①~運命が動かした時計~

2019-11-17 22:46:57 | 県選抜
2004年7月27日-
里帰りしていた妻が、早朝に陣痛を起こした。
予定よりも14日早い。
義母が付き添ってくれたが、連絡を受けた私もすぐさま産婦人科へ駆けつけた。

夏本番を迎えようとする時期。
暑かった事を今でも思い出す。

初産という事で長丁場を余儀なくされた。
陣痛室で痛みに耐える妻。
男は無力。
何もしてやれる事がない。
こんな中、病院の食堂でテレビを見入る。
気休めで眺めたテレビ。
そこに映っていたのは高校球児の姿だった。
若狭と福井商が甲子園を掛けた福井県予選の準決勝。
妻の事を気に掛けながらも、義母とらーめん定食を食べながら見ていた。

試合は、8回の中前打で若狭が逆転に成功する。
9回に追いつくも、福井商はその裏にサヨナラ負けを喫した。
福井商の決勝進出が20年連続で途切れた、そんな年だった。

この試合、福井商には2年生のある選手が出場していた。
相手の打球にあと一歩届かず、責任を感じたと後にある記事で知った。
来年、この借りは絶対に返す-
練習着の袖に「2004年7月27日の涙を忘れない」と縫込み、練習に励んだ。
そして翌年、春夏連続で甲子園の土を踏む事となる。

福井商が敗れた翌日、陣痛に耐えた妻が元気な男の子を産んでくれた。
蒼い空のような大きく澄んだ人になってほしい。
産まれてきた子にそう願いを込めた。

この年から15年後。
福井県中学校軟式野球選抜という思い掛けない運命に導かれる。
2019年7月27日-
今から15年前、病院のテレビで目にしたあの高校球児。
県選抜の指揮官となり、15年後の7月27日の県選抜セレクションで出会う事となる。

そして、ここから18人の少年達が福井県を背負う事を学んでいく。
2004年度、2005年度に続く3度目となる結成。
この日を境に14年間止まっていた福井県選抜の時計がゆっくりと動き始めたのであった。

                          つづく
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いつか再会できる日を

2019-11-16 23:25:32 | 県選抜
福井県選抜の解散から早1か月が経過しました。
この日は、選手や指導者そして保護者が集結して慰労会が実施されました。
今日に向けて尽力頂いた保護者の皆さまに感謝します。

終始、賑やかだった慰労会。
代表や監督をはじめ、首脳陣の方々とも談笑させてもらいました。
想い出話にも華を添えました。

代表の挨拶の中にもありましたが、解散から1か月しか経っていません。
しかし、随分前の事のように思えます。
8月の猛暑から10月の涼しくなる時期まで、ずっと一緒にやってきた仲間達。
子供たちも保護者達も結束力がより一層強くなりました。

宴の後半には、子ども達ひとりひとりから今後の決意がみんなの前で述べられました。
ここでは、指導者への感謝の想いや今後の活躍の誓いが聞かれました。
14年ぶりに結成された福井県選抜-
多くの人には経験のできない、親である私達にも色んな事を学ばせてくれました。
こんな機会に恵まれなければ、この仲間とも出会えていませんでした。
子供が一生懸命に取り組む事ならば、それを懸命にサポートする。
こうした同じ想いを持った家庭に囲まれながらやってこれました。

そして、指導者が子供たちへと伝えた言葉。
この子達の事はずっと忘れないと言って頂きました。
この子達の活躍は、ここにいるみんなの誇り。
これからずっと気に掛けたいと思います。

教育者が教えてくれた野球。
技術的なことはもちろんですが、それ以上の事をも教えてくれました。
この日、目にした【これまで自分を支えてくれ、見続けてくれた親への感謝の想い】
これは、幾つになっても同じ。
親となった今、こうした想いを持つ子の様子が見て分かるようになりました。

令和元年度福井県中学校軟式野球選抜。
一生の想い出、そして一生の宝です。
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椎の実を口にして

2019-11-15 21:33:27 | 日々
本日、厚労省はインフルエンザが流行していると発表しました。
例年よりもやや早い流行とのこと。
受検も本格化したので予防には十分に心掛けたいところです。

さて、11月も中頃になり、山々が赤らんできました。
日中の日差しが、それをきれいに映し出しているようです。
朝夕は、やや寒さを感じますが、まさしく今が過ぎしやすい時期と言えます。
雨の降らない日が続いているので、なるべく出来る事はやっておきたいところです。

この日は金曜日。
とは言え、ドラえもんとクレヨンしんちゃんが放送していないので、相変わらずしっくりときません。
こんな日のお昼は、八宝菜定食。
今日は選択ミスと言わざるを得ませんでした。
食べる前からえびフライ定食にすればよかったと後悔しました。

今夕は自宅に立ち寄ったところ、台所には椎の実が炒ってありました。
椎の実を目にしたのはいつ振りだったのでしょうか。
小学生の頃は、今の時期になると友達と一緒に椎の実の拾いにいったものです。
拾った実は、噛んで殻を割ってそのまま口にしていました。
虫が侵食したものは、噛んだ瞬間直ぐに分かりました。

今の子達には理解できないでしょうが、こうした遊びからも色んな事が学べたように思います。
現在は、通信ゲームが主流な遊びになる世の中。
それはそれで今に見合った遊び方です。
これに加え、自然と触れ合う遊びが出来たならば更に良い事と言えるでしょう。

明日は土曜日。
さんまのお笑い向上委員会でも見たいと思います。
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練習日記@2019.11.14

2019-11-14 22:45:09 | 2019年学童野球
先日のフラワーカップを終えたところで、今シーズン公式戦の全日程が終了しました。
まだ練習試合は残っていますが、それを終えると来春に向けての地道な練習に様変わりします。

当団では、3年前から冬場のトレーニングとしてタグラグビーを取り入れました。
活動期間は12月下旬に開催される大会までの1か月あまり。
この日の夜間練習からタグラグビー練習に切り替え、今年も活動が始まりました。

今日の練習は2名が欠席。
下級生は監督に見てもらいながら、私は上級生達の指導にあたりました。
聞く話によると、現在3年生は体育の授業でタグラグビーをしているとのこと。
有難い事に教えやすい環境にもあるようです。
4年生と5年生に身に付けてほしいこと。
それは、ボールに対する反応力や確実なボールの捕球力。
また、次のプレーに備えた動きなどです。

今年のチームは、例年に比べるとやや見劣りします。
こうした中、子ども達への伝え方について日々考えるようになりました。
漠然とした説明でなく細かに伝えてやる。
また、それぞれに対してここまで成長してほしいといった想いも伝えたいと考えています。

今日は野球の練習とは違って、伸び伸びとした気分で取り組んでくれました。
しかしながら決して遊び気分にさせるつもりはありません。
子供たちには何度も言いましたが、この活動は野球に繫がるようにと始められたもの。
こちら側としては、野球に見立てながら指導をしていきたいと思います。
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湯引きという調理方法を用いて

2019-11-11 22:06:02 | 日々
越前水仙の出荷が目前に迫りました。
今年の出荷予定数は100万本。
正月の生け花などに利用されるようです。
水仙の香りは、寒い冬を連想します。
いよいよ、2か月足らずで2019年も終わり。
今年も惰性のごとく年齢を1つ重ねた様です。

さて、この日は第2月曜日という事で可燃物の他にもプラが出せました。
先日からゴミ出し場に回収されずに残っていた1つのごみ袋。
その中に入っていたのがチャイルドシート。
朝からありえない光景を目にして唖然としました。

今日の天気予報によれば1日中曇り。
ところが、夕方から雨がちらついた1日となりました。
こんな日のお昼は、カレイの煮つけ定食。
味噌担々麺と迷いましたが、間違いはありませんでした。
今日は、仕事帰りに実家へ立ち寄って鯛を貰ってきました。
朝に水揚げされた鮮度そのまま。
定番の刺身にしようかと迷いましたが、この日は急きょ変更。
愛読書・美味しんぼを参考にした調理方法に変更しました。

言わゆる「湯引き」という方法を取ってみました。
これは、鯛の皮を残したままで熱湯をかけ、すぐさま氷水に浸す調理方法。
生臭さを取り除く方法として用いられています。
また、鯛の湯引きはよく見かける料理。
やや不安に感じながらも、なんとか出来上がりました。

少なからず、美味しんぼの影響でこうした料理が出来るようになったのは事実。
海原雄山と山岡史郎に感謝しつつ、次回はカワハギ料理に挑戦したいと思います。

明日は火曜日。
有吉ジャポンでも見たいと思います。
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