俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句390・足裏12・近恵1・2018-7-31(火)
○「足の裏向けひまわりは高いまま」(「ためらい」30句)(近恵1)
○季語(ひまわり・晩夏)(「現代俳句協会」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この句の情景を想像してみる。作者は縁側に足を庭側に投げ出して座っている。足裏を向けた先に咲いている向日葵は今が盛りである。
●近恵(こんけい)
○好きな一句「音も無く沈む鉄塊やませ来る」(「ためらい」30句)2
○季語(やませ・三夏)(引用同上)
【Profile】:1964年青森県出身。東京都在住。2007年「炎環」入会、→石寒太に師事。同人誌「豆の木」参加。2009年「炎環」新人賞、同人。2011年第29回現代俳句新人賞佳作。合同句集炎環新鋭叢書『きざし』参加。「ためらい」により2013年度第31回現代俳句新人賞受賞。
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特集「夏の足裏」俳句
「→昼寝ざめ足裏にある父の墓」(井沢唯夫)(昼寝・三夏)〈あしうら〉
「→足の裏ひらく昼寝の深みにて」(石田よし宏)『炎天の幹(1982)』(昼寝・三夏)
「→殉教の坂足裏より夕焼ける」(中内亮玄)(夕焼け・晩夏)〈あうら〉
「→泡盛に足裏まろく酔ひにけり」(邊見京子)(泡盛・三夏)〈あしうら〉
「→人形に足の裏あり夏の菊」(関根かな)(夏の菊・三夏)