俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0190・不明015・清水径子01・2014-08-31(日)
○「二百十日淋しきものは生乾き」(清水径子01)
○季語(二百十日・秋)「にひゃくとおかさびしきものはなまかわき」
【鑑賞】:明日は二百十日。立春から数えて210日目で、颱風襲来の厄日とされます。そんな日に生渇きとなる淋しきものとは何か。衣類か食物か。わからないから「不明」です。
○清水径子(しみずけいこ)(1911~2005)
●好きな一句「天さびし熟麦あつく擦りあへば」02
○季語(熟麦・夏)
【Profile】:東京下谷車坂生まれ。東京府立第一高等女学校卒。1949年「氷海」創刊に参加、→秋元不死男に師事。同人に→小宮山遠・清水野笛らがいた。1979年不死男の喪明けを待ってかねてから私淑していた→永田耕衣に師事、「琴座」同人。同年、→中尾寿美子、→江川一枝・→鳴戸奈菜と「らんの会」結成。句集「雨の樹」で詩歌文学館賞を受賞。
↓
清水径子掲載句
03ほのぼのと哀しや春を正座して(春・三春)〈特集516・いろは俳句(ほ)〉2021/2/5
04くだかるるまへに空蟬鳴いてみよ(空蟬・晩夏)〈特集539・いろは俳句(く)〉2021/7/11