俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句077・不明012・高橋睦郎・05-17

2012-05-17 00:24:25 | 方法俳句

○方法俳句077・不明012・高橋睦郎・05-17

○「ふるさとは盥に沈着く夏のもの」(高橋睦郎01)

○季語(夏)

【鑑賞】:「沈着(しづ)く」とは底に沈んでいるという意味。盥の同心円模様の底に、洗うための夏物の衣類が沈んで置かれています。水にしばらくつけてから洗うつもりなのでしょう。どんな衣類かは明記されていません。

 

高橋睦郎(たかはしむつお)

○好きな一句「大凧の魂入るは絲切れてのち」02

○季語(大凧・春)

【Profile】:1937年福岡県出身。詩人。1962年上京し、詩のみならず、俳句、短歌、オペラなどの分野で活動を続ける。1982年『王国の構造』で藤村記念歴程賞、1988年「稽古飲食」で読売文学賞、「兎の庭」で高見順賞。1993年『旅の絵』で現代詩花椿賞。2000年度紫綬褒章受章。2007年織部賞受賞。


高橋睦郎掲載句
03漱ぐ水に血の香や今朝の冬(今朝の冬・初冬)〈五体503・血7〉2020/11/7

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