アップルが文化庁を批判しているという記事を読んで思ったのは、「アップルって、案外日本がわかってないな」ってこと。だって、文化庁でなけりゃ、どこの役所がやるんですか?
・アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」
・アップル、文化庁を激しく非難 「日本の著作権行政、消費者を無視している!」「文化庁、もはや著作権行政運営の資格なし!」
まあ、いってることはわからなくはないんだけど、役所が権利者団体の声を聞くというのは、姿勢としては間違ってないし、必ずしもすべての著作権問題で権利者団体の声を聞いているというわけでもなかったりするんですよね。(たとえば、映画監督協会の言い分なんて、そんなに相手にされていない。)
(参考)
・『映画監督って何だ!』 (映画監督協会 監修)
この件に限らず、知財問題の審議会の類って、様々な権利団体を呼んで恐る恐る前に進めている印象だし、ある程度政治力のある映像業界団体が主張すると、「映画の盗撮の罰則強化」みたいな話だけ、異例のスピードで通ってしまったりする。(因みに、この話って、年次改革要望書のせいだって書いてる記事があったけど、これは国内団体も政治力を発揮しているので、外圧だっていうのは、間違ってます。)
そんなわけで、「速やかに著作権行政を他の省庁に移管することを強く望む」なんて、起きるわけないことを望んでいるアップルの発言は、ロビー活動に失敗した負け犬の遠吠えなんじゃないのって、わたしには思えるなあ~。
・アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」
・アップル、文化庁を激しく非難 「日本の著作権行政、消費者を無視している!」「文化庁、もはや著作権行政運営の資格なし!」
まあ、いってることはわからなくはないんだけど、役所が権利者団体の声を聞くというのは、姿勢としては間違ってないし、必ずしもすべての著作権問題で権利者団体の声を聞いているというわけでもなかったりするんですよね。(たとえば、映画監督協会の言い分なんて、そんなに相手にされていない。)
(参考)
・『映画監督って何だ!』 (映画監督協会 監修)
この件に限らず、知財問題の審議会の類って、様々な権利団体を呼んで恐る恐る前に進めている印象だし、ある程度政治力のある映像業界団体が主張すると、「映画の盗撮の罰則強化」みたいな話だけ、異例のスピードで通ってしまったりする。(因みに、この話って、年次改革要望書のせいだって書いてる記事があったけど、これは国内団体も政治力を発揮しているので、外圧だっていうのは、間違ってます。)
そんなわけで、「速やかに著作権行政を他の省庁に移管することを強く望む」なんて、起きるわけないことを望んでいるアップルの発言は、ロビー活動に失敗した負け犬の遠吠えなんじゃないのって、わたしには思えるなあ~。
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