切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

本日、国立小劇場で文楽公演第一部(摂州合邦辻)を観てました。

2013-02-17 22:06:42 | 恋する文楽
天気は良かったけど、寒い日でした。印象をちょっとだけ。

「合邦」。好きです。義太夫のCDで一番聴いた回数が多いのが、わたしの場合「合邦」です(ちなみにもうひとつの愛聴盤が山城少掾・四世清六の「近頃河原達引 堀川猿廻しの段」)。

住大夫師と山城少掾(三世清六)を何度も聴いています。近年の舞台では、住大夫、綱大夫(現源大夫)、嶋大夫を拝見していますが、今回は切り場が津駒大夫と咲大夫。

津駒大夫の「しんたる夜の道」の調子がちょっと高くて歌う感じが新鮮でした。そして、寛治の三味線!人形では、和生の玉手の頭巾姿からしてよい!今回は合邦夫婦が収穫でした。玉也と蓑二郎。

去年、山城少掾の四世清六のLPを手に入れたので、CD-R化してWALKMANにいれないといけない。

それと、「合邦」が出るたびに読み直すのが、谷崎潤一郎の文楽を褒めてるようなけなしているような名文(迷文?)「いわゆる痴呆の芸術について」。部分的に賛成できるところが多いんですよ。文楽の悪魔的なところ、おとぎ話的なところがわたしは好きなんで。

ということで、そのうちちゃんとした感想を書くかもしれません。

谷崎潤一郎随筆集 (岩波文庫 緑 55-7)
クリエーター情報なし
岩波書店
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