野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

栗の渋皮煮はエコを楽しむ和のデザート

2011-10-21 | 野菜のお料理ー秋

野菜の食卓

紅葉の見ごろ情報もあちこちで聞かれるようになり、秋の深まりを感じるこのころです。さつまいも、きのこ、栗、さといもと秋のおいしい野菜も店頭に並んで食欲が刺激されます。10月中旬から11月初めの短い間に出回る栗は新鮮で大きなものを見つけたら逃さずに渋皮煮を作ります。鬼皮だけを取り、栗の実をおおう薄い渋皮を1枚残す栗の煮物は貴重な実を削ることなく、煮汁に浸すと長期間の保存もできるエコな食べかたです。きんとんや砕いてパイの餡などにも利用します。コツが分かれば時間もさほどかからず、2時間余りで作れます。今年も栗むき器が活躍しました。

採れたての新鮮な栗を使うとふっくらと柔らかい渋皮煮が出来ます。そこで

<栗の良品の見分けかた>

・粒が揃っていて虫食いがない。
・重みがあり、鬼皮にはりがあって、みずみずしく艶がある。
・濃い茶色で、おしりにひびのないもの。

 

<栗の渋皮煮>


栗と砂糖だけで作る、究極の栗の香りと味を楽しむ和のデザート。ゆったり味わいます。

<材料>

栗(鬼皮付)     1Kg(鬼皮つきで売っている量は通常ネット入りで500gか1kg)
砂糖          600g(栗の正味の重量の60~70%)
重そう         大さじ1・1/3

<作り方>

1、やかんいっぱいお湯を沸かし、水を張ったボウルにあけてぬるま湯を作り、たくさんのぬるま湯を作れるように準備する。水を入れたボウルに栗を浸しながら、渋皮に傷をつけないようにむき、ぬるま湯に浸す。
※煮汁が濁らないようにするため、鬼皮をむく途中で砕けたり、中身が出たりしたものは別にして煮物などに使います。

2、大きめの鍋にひたひたのぬるま湯と1の栗を入れて火にかけ沸騰したら重そうを加える。泡が吹き出ししばらくして煮汁が真っ黒になったら捨て、ぬるま湯を加えて煮、沸騰したらお湯を捨てる。この作業をお湯が濁らなくなるまで、2~3回くりかえす。


3、2をぬるま湯にあけて指でこするようにして、繊維や筋を取り除いてぬるま湯で洗い、鍋にかぶる程度のぬるま湯と栗入れてを火にかけ、渋皮が破れないくらいの柔らかさに煮て砂糖を2~3回に分けて加え煮含め、鍋ごと冷めるまで一晩置く。保存は煮汁と一緒に瓶など入れるか、煮汁ごと保存袋に入れて冷凍する。

 

栗は北半球の世界中に分布し、日本栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗などがありますが、日本で食べられている日本栗は大粒で身がしまっていて風味があり、平安時代にはすでに栽培が始まっていたとされています。広い水田が作りにくい山間部では飢饉に備えたくさんの栗を植えて食用に備えたようです。主成分はでんぷんですが、ビタミンやミネラルも豊富で栗に含まれるビタミンCは加熱しても損失がなく、また渋皮の渋みの成分タンニンは解毒作用や抗酸化作用があり、慢性疾患の予防に効果的です。栄養のバランスの良さはお年寄りや幼児にも最適な滋養を含みます。

そろそろ栗の季節も終盤ですが新鮮な栗に出合った時、作ってみてください。栗をぬるま湯で洗う癒しの時間は静かに流れて、出来たときには栗からエネルギーをもらっています。日々取り出していただく楽しみも。

 

 

 


秋の野菜の食卓と「手前味噌の会」のテーブル

2010-12-01 | 野菜のお料理ー秋
野菜の食卓
今日から12月。新しい年に向けてカウントダウンが始まり、時間の流れが一気に早くなります。
まずはゆっくりと食事をとることから





写真は11月の旬セレクトからお正月ににもおすすめ海老やぎんなん、三つ葉などが入ったの豪華な厚焼き玉子と大根の土佐酢マリネ、具だくさんのいも煮汁を作りました。


こちらは梅干しではありません、イチジクのワイン煮です。このところ気に入って作っています。イチジクの香りと口に含んだ果肉の柔らかさは果物を超えた味わいです。


こちらは先日ヘルシーカフェのらをお借りして開催した「手前味噌の会」のお料理です。手前に並んでいるのがこのイチジクのワイン煮です。次回はこの会の様子をご紹介します。

秋の夜長、花びらを優雅に食す

2009-11-05 | 野菜のお料理ー秋

野菜の食卓

いよいよ11月、ここのところ朝夕ぐっと冷え込んでいます。そろそろ来年のカレンダーや手帳が気になりだすころ、時間が月単位から年単位に変わると今年中に終わらせたいと思うことが浮かんできて、急にあわただしくなる頃です。

そんな時間の中で、優雅さをもたらしてくれる野菜、というよりお花、見て美しく、食してその気品ある香りに優雅なな気持になります。食用の菊の花、「もってのほか」「もって菊」とも呼ばれています。この美しいピンク色、飾っておきたいくらいです。味のわかる人に食べていただきたいと飯澤さんがわざわざが送ってくださいました。

さっそく、花弁をとって洗い、酢を加えたたっぷりの熱湯でさっとゆで冷水に放し、水を切ってお浸しにします。色はほんのり薄い紫色になりました。三杯酢をかけていただきます。

 

 食用菊もさまざま種類があるようですがもってのほかは、その優雅な香り、心地よい苦みと甘さ、歯ごたえがあり、繊細な日本の秋の味です。

 

このほのかな菊の香りと苦みを生かしてちらし寿司を作ってみました。たっぷり花弁を散らした贅沢な一品です。

菊は8世紀ころ後半の天平時代に中国から伝わったといわれています。当初は貴族社会を中心に薬草として用いられて、後に観賞用として栽培が始まりました。ビタミンB類やミネラル類を含み、披露回復やイライラ防止、むくみの解消など体にも優れた効能があるようです。秋の夜長に食卓で花を食す大人の風情、貴族のような優雅な時間も味わいました。

 

 

 

 


純白が美しいきのこ・・・・・・白舞茸

2009-10-14 | 野菜のお料理ー秋

 野菜の食卓

自転車に乗って路地裏を走ると二三日前からさわやかな秋の風にキンモクセイの香がときどき横切るようになりました。秋の深まりを感じるこの頃です。食卓にもきのこや里いも、栗、さつまいもと秋の食材も出揃って、季節を味わうのも楽しみです。この秋はダイエットも兼ねていろいろなきのこ食べています。その中でここのところ注目しているのが純白が美しい白舞茸です。


繊維の詰まったしゃきしゃきした食感と豊かな香りユニークな形の白い傘は、茶褐色の舞茸よりアクが少なく白い繊維が貝や白身魚を連想させ調理する面白さがあります。

≪焼き白舞茸の味噌マヨ和え≫


焼いてうっすら焦げ目をつけ、まったりとした味噌とマヨネーズのソースで和えてみました。

≪作り方≫
①白舞茸は一口大にちぎり、グリルでうっすら焦げ目がつくまで中火で5、6分焼く。万能ねぎは小口に切る。
②ボウルにAを合わせ味噌マヨソースを作る。
③①を②で和え、器に盛る。

≪材料≫2人分
                          A
白舞茸      1パック             味噌           小さじ1                
万能ねぎ     1本               マヨネーズ       大さじ2 
                            みりん          小さじ1
                            白ワイン         小さじ1
                            にんにくのすりおろし  ほんの少し
                            白炒りごま        適宜 

 

≪白舞茸とれんこんのカレーソテー≫


白舞茸とれんこんのスライス、堅めにゆでたさやいんげんでたをオリーブオイルで炒め、ガーリックパウダー、カレーパウダーなどで調味しました。

 

手軽な値段で秋を楽しめるきのこのちょっとした一品。秋に夜長、ワインや日本酒などにも合うおしゃれなひと皿いかがですか。

 

 


青唐辛子を焼いてほのかな辛みを楽しむ

2009-09-17 | 野菜のお料理ー秋

野菜の食卓

朝夕は半袖では涼し過ぎ、この一週間で街を歩く人の半袖姿が消えたようです。もう9月も後半です。この夏津軽で弘前の清水森ナンバのしょうゆ漬けをいただき青唐辛子のおいしさに開眼、煮物に入れたり、焼いたりと夏から唐辛子を食べ続けています。写真はここのところのお気に入り京都伏見甘長唐辛子です。伏見甘長とも呼ばれています。他の甘長唐辛子に比べて柔らかく、唐辛子の香ばしさがあり青臭さがありません。


直径1.5センチ、長さ10㎝前後、しし唐より細く、長く、美しい緑色をしています。


グリルで中火で2分程焼き、返して1分焼きました。焼くことで甘さが引き出されます。焼いた伏見甘長唐辛子の調理法ご紹介します。


≪焼き浸し≫


これを種を取らずずにそのまま2等分に切り、白だしに漬け、冷蔵庫で30分。“焼き浸し”でいただきます。ピーマンのような青臭さがなく、しし唐のような皮の固さもなく、しっとりと柔らかく、甘く、香りも品の良い総菜です。


≪イタリアン風ポテトサラダ≫

焼いたものを1㎝にざく切りし粉吹きいも状にしたじゃがいもをオリーブオイルで和えておしゃれな洋風のサラダ風に。伏見唐辛子の甘い香りとオリーブオイルな香りが良く合います。

≪材料≫
伏見甘長唐辛子             10本
じゃがいも                 2個(150g)a
a
エキストラバージンのオリーブオイル  大さじ1・1/2
塩                       小さじ1/4
こしょう                     少々 
ちりめんじゃこ                小さじ2

≪作り方≫

①伏見甘長唐辛子はグリルで焼き、種を取らず1㎝にざく切りする。じゃがいもをゆで水をすて火にかけて粉吹きいも状にしてにしつぶす。
②ボウルにaを合わせて①を加えて和え、皿にに盛る。

≪青唐辛子ときのこのナンバ漬け≫


津軽でいただいたナンバ漬けを応用してみました。伏見甘長唐辛子を焼き、えのきだけ、黄菊を加え、だし汁とオクラをミキサーにかけたとろみで和えました。焼いた唐辛子の甘さが際立つ、お酒にも合う一品です。

 唐辛子というと辛みのイメージが強く、野菜として食べることと結びつかないのですが、美しい緑色で柔らかくほのかな辛みの中の甘さや香りがあり大人の味を楽しむことができます。カロテンやビタミンCが豊富、血行を促進し、免疫力をアップする効能があります。

 

 


サクサクの食感が体にやさしい長いも

2008-10-30 | 野菜のお料理ー秋

野菜の食卓

10月も残り2日。朝夕ぐっと冷え込んで秋の深まりを感じるこの頃です。野菜の売り場でも里いも、ごぼう、山いも、さつまいもと少しずつ根菜類が目立ち始めました。

長芋は青森で過ごした子供のころから何はなくても、すりおろしに卵、刻みのりでご飯を食べていました。正確にはすりおろしではなく、スライサーでせん切りしたものです。今年の夏、故郷青森で聞いた長いもの収穫の話。雪の中を1メートルも穴を掘る。その作業が大変で、傷をつけないで掘れるスコップを誰か発明してほしいと無農薬で野菜を作る今道代さんがお話されていたのを思い出します。

今日は手軽にできる長いものお料理をご紹介します。



≪長いもとアボガドのサラダ≫

ゆずこしょうとオリーブオイルで作るおしゃれなサラダです。

≪作り方≫
①長いもは皮をむいて縦半分に切り、すりこぎなどでたたいて一口大に切る。
②アボガドは縦半分に割って種を取り皮をむいて細めの乱切りにし、レモン汁を振りかける。
③ボウルにAを合わせ長いもアボガドを加えて和える。

≪材料≫2人分
・ながいも    150g(皮をむいて)      A
・アボガド    1個                                     ゆずこしょう    小さじ1・1/2
・レモン汁    1/2個分                             薄口しょうゆ    小さじ1
                                                               オリーブオイル  小さじ2

≪長いものひも皮なます≫

長いもを細長く切り塩水につけて柔らかくし、まるできし麺のようにしなやかにいただきます。黄菊やしめじを添えて秋らしいなますに仕上げました。

 

「里のいも」にたいして山で採れるいもの意味の「山いも」。山いも科の属する野生種は世界中で600種もあるそうです。今店頭に出回っている山いもはほとんどが栽培品ですが形も、種類も様々です。種なものは“つくねいも”“いちょういも”“ながいも”です。長いもはその名の通り長いものは1メートルにもなり、青森県産が有名です。水分が多く、粘りが少ないので、せん切りや薄切りにしてしゃきしゃきと歯ごたえを楽しみます。
良質のタンパク質、ミネラルが豊富で、ジアスターゼ、カタラーゼ、ジミラーゼなどの分解酵素を多く含み滋養強壮にすぐれ、胃や腸の粘膜を保護したり、糖尿病や高脂血症の予防に有効とされています。

 

 


きのこで感じる恵みの秋ーきのこづくし

2008-10-21 | 野菜のお料理ー秋

野菜の食卓

ここ数日、さわやかな秋空が広がるこの季節、誰もが平等に自然の前向きなエネルギーをいただく季節、四季のある日本に生まれたありがたさを感じます。そして自然の恵みと言えばきのこです。一般的にはしいたけ、しめじ、舞茸、エリンギ、えのきたけと秋には一番に店頭に並ぶ野菜です。最近はひらたけやあわびだけ、やまぶしだけ、たもぎだけなど店頭に珍しいきのこも並ぶようになりました。栽培品として通年手頃な価格で買えるようになったきのこですが、やっぱり今頃食べたくなるのはおいしいと感じる季節がDNA に刻まれているのかもしれません。今日は「香りマツタケ、味しめじ」と言われるしめじを使ったお料理の紹介です。

 

≪しめじと銀杏の白和え≫
きのこや銀杏など実りの秋の食材を使い、ちょっと贅沢な白和えをつくってみました。きのこから水気を出さないように最初にさっとゆで、煮汁にさっとからめて火を消します。

≪作り方≫ 
①きのこ類は石付を取ってほぐし、熱湯でさっと(20秒)ゆでる。こんにゃくは切ってから塩でもみ下ゆでする。銀杏は殻をむき塩を入れた熱湯でゆで、薄皮をむく。豆腐は耐熱容器に入れくずしてレンジで2分加熱し、さらし布で水気をしぼる。
②鍋にAとにんじん、1のこんにゃくを入れ、煮汁が少なくなるまで、3~4分煮詰め①のきのこと銀杏に煮汁をからめてすぐ火を止め荒熱を取る。
③①の豆腐を裏ごしし、出し汁を加えて伸ばし、Bで調味する。
④②を③の和えごろもで和え器に盛る。

≪材料≫2人分

ぶなしめじ         100g(小1パック)     A
えのきだけ         1/2パック         だし汁   カップ1/2
にんじん(せん切り)      40g                       砂糖     小さじ1
こんにゃく(せん切り)    1/3枚          薄口しょうゆ 小さじ1
銀杏               8個          塩       小さじ1/4

木綿豆腐          小1丁(200g)              B
だし汁             小さじ1・1/2              練りごま    大さじ2
                                                                   砂糖       小さじ1
                               みりん     小さじ1
                               薄口しょうゆ  小さじ1
                               塩        小さじ1/3

 

その他しめじのお料理

≪しめじと黄菊の和風サラダ≫


しめじ、小松菜、黄菊で作るいろどりも美しい和風サラダです

≪レンコンと焼きしめじの炒めなます≫


レンコンを炒めてグリルで焼いたしめじで作るさっぱりなます

≪きのこ雑炊≫


しめじ、しいたけ、まいたけ、なめたけ、えのきだけなどきのこがたっぷりの雑炊

≪きのこのピラフ≫


しめじ、しいたけの旨みとバターの風味が格別なおいしさに

栽培品のきのこはスーパーなどで手軽に揃えることができる食材でありながら、実りの秋を楽しむことができます。しめじを代表とするきのこ類はグルタミン酸やアスパラギン酸などの旨みのあるアミノ酸を多く含み、脂肪の代謝や肌の健康を守るビタミンB群や食物繊維が豊富です。生活習慣病を予防したり、低カロリーのためダイエット効果も期待でるヘルシーな食材です。

 

 

 


栗のおいしさは栗むきに要するエネルギーに比例する

2007-10-15 | 野菜のお料理ー秋
野菜の食卓

栗の季節。9月初め、私の教室に来ているMさんから栗ごはんの作り方を教えてくださいと言われました。栗の季節。そうだ10月は栗を使ったお料理をしようと思いました。



ところが栗の皮むきの大変さを思うとブレーキがかかります。20個も皮をむくと手の関節は麻痺してくるようです。栗ごはんはたべたいけれど、栗をむくのが・・・。と思っている方へ。朗報です。栗をグリルで焼いてからむきます。10分くらいづつ焼いて上下を返します。下の写真のようになります。焼くと鬼皮がむきやすくなります。甘味が増し、香ばしいかおりがします。この栗を使って栗ごはんを作ります。



《焼き栗ごはん》



《作り方》
①栗に包丁で切り目を入れ、グリルで焼く。上下10分くらいづつ焼き焦げ目をつける。熱いうちに皮をむく。米はといで20分以上ざるにあげる。こぶは一時間以上水につけてだしを取る。

②炊飯器に米と調味料を入れて炊飯器の2合の水加減に合わせこぶでとっただしを注ぎ普通に炊く。

③炊きあがったら栗を食べやすい大きさにつぶし、ごはんと混ぜて器にもる。

《材料》(2人分)
栗(殻つきで)   250g
         (10個前後)

米      2合
こぶ     5センチ四方2枚
水      カップ2・1/2

酒      大さじ2
塩      小さじ1/2


生の栗をむくのに便利な栗むき器がありますのでご紹介します。



左は鬼皮(おにかわ)外側の硬い皮のみ剥けるタイプで700円前後。右は鬼皮と渋皮の両方剥けるタイプ。2500円前後。どちらも栗をむくのには大助かりなグッズです。皮をむくと3割ほど重量は減ります。

栗を使ってこんなお料理もおいしいです。


栗とれんこんの煮ものです。煮ものに入れる場合は焼いたものは煮崩れますので、生がお勧めです。

栗の主成分は糖質ですが、ビタミンやミネラルも豊富。バランスの良い滋養食品として食べられてきました。渋皮の苦味成分タンニンには解毒や抗酸化作用がありガンや慢性疾患の予防にも効果があるようです。ぜひこの秋、栗に挑戦してみてください。



玉ねぎ1個で作る究極のシンプル料理

2007-10-01 | 野菜のお料理ー秋
野菜の食卓

今日から10月。厳しかった残暑から解放されすっかり秋。露地野菜は今頃はちょうど夏野菜と秋冬野菜の端境期(はざかいき)です。気候も不順なせいか最近店頭の野菜の値段の高さに驚きます。本格的な秋冬野菜の到来の前に一年を通して安定供給されている玉ねぎのシンプル料理です。先日クサマヒサコさんに教えていただきました。簡単でおいしい究極のレシピご紹介します。


写真は羽村 井上農園の玉ねぎ 

《玉ねぎの丸ごとレンジ蒸し》



《作り方》玉ねぎ1個分
①玉ねぎの芯をナイフなどでくりぬき、コンソメ顆粒とバターを詰める。
②①を耐熱容器に入れ、ラップし電子レンジで15分加熱する。

《材料》
・玉ねぎ中くらい1個
・コンソメ顆粒 小さじ1/2
・バター 10g

これだけですが玉ねぎはトロッとして箸で崩していただけるほどの柔らかさになり、まるごと1個ぺろりといただくことができます。

ついでにもう一品。こちらもクサマさんに教えていただきました。

《玉ねぎのオーブン焼き》



玉ねぎを薄い皮一枚残して縦半分に切り、バットにオリーブオイルをたらし切り口に塩を振って180度に熱したオーブンで一時間焼きます。途中で10分おきに日本酒小さじ1づづふりかけます。1個ならオープントースターでも焼けそうです。

いままでみじん切りやスライスで脇役ばかりの玉ねぎが一躍主役になりました。しかも玉ねぎの凝縮した旨みや甘さを味わことができます。

玉ねぎは血液サラサラ効果や老化の原因となる活性酸素を中和し、エネルギーの代謝を良くする硫化アリルが豊富に含まれます。硫化アリルは最近よく耳にするピロリ菌を封じ込める効果も確認されていて、胃潰瘍や胃がん予防効果が期待されています。
こんなに簡単であれば毎日でも食べられそうです。



さつまいもをおしゃれに食べたい

2007-09-17 | 野菜のお料理ー秋
野菜の食卓

今日は敬老の日。9月も中旬を過ぎましたが、日中はクーラーが手放せないほどですが、朝夕はだいぶすずしくなりました。夏野菜が並ぶ八百屋さんの店頭でつい探している秋の顔さつまいも。さつまいもと言えば焼き芋ですが、今頃は秋の顔としてお料理に使ってみたくなります。今日はちょっとおしゃれなさつまいものお料理。カレー味のドレッシングで和えていただきます。



《さつまいもときのこのカレーマリネ》


《作り方》
①さつまいもは1㎝幅4㎝長さの棒状に切り、水にさらしてから、電子レンジで4分加熱する。
②しめじは石付きを取り、酒、塩を振りオーブントースターで10分ほど焼く。玉ねぎはスライスして水にさらす。インゲンは固めに茹でて5cmのざく切り。
③①、②をAのドレシングで和え、ラップし冷蔵庫で30分寝かせて、器に盛る。

《材料》2人分
                     A
・さつまいも 1本 250g        カレー粉     大さじ1
・シメジ   1パック           オリーブオイル  大さじ1 
・玉ねぎ   1/4個            砂糖       小さじ2
・インゲン   3本            白ワインビネガー 大さじ2
                      しょうゆ     小さじ1
                      塩        小さじ1/2
                      顆粒チキンスープ 小さじ1/2
                      (小さじのお湯で溶いたもの)