野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

今頃がおいしい津軽の枝豆

2009-09-30 | 青森のおいしいもの

野菜の食卓

この夏の鰺ヶ沢ツアーの余韻をひきずって、先日故郷鰺ヶ沢から在来種の枝豆を取り寄せました。写真のように茶色の毛で覆われていることから毛豆と呼ばれています。枝豆といえば夏、ビールを連想しますが、この津軽の毛豆は9月中旬から10月に収穫される、晩生種です。この知る人ぞ知るおいしい枝豆はつぶが大きく甘みがあり、ホクホクしてクリのような味わいがあります。赤茶色のうぶ毛の見ための悪さと収穫時期がずれていることで首都圏ではあまり紹介されることなく、地元だけで食べられているのです。


期間限定のこのおいしい枝豆をタイミング良く取り寄せることができました。茹でて塩を振り、ビールのおつまみにが一番おいしい食べ方ですが、この毛豆を使ったお料理作ってみました。

≪毛豆と焼きなすの白和え≫

焼いたなすのクリーミーな歯ごたえと、毛豆のホクホクした甘さが絶妙なおいしさです。

≪作り方≫

①毛豆は塩を振ってもみ、産毛を洗い流す。塩を溶かしたひたひたの熱湯に入れ、ふたをして6~7分蒸し茹でし、ざるに広げて冷まし、豆を取り出す。なすはグリルで焼き、皮をむいて長さ4㎝の拍子木に切る。
②木綿豆腐は耐熱容器に入れラップをし、1分半加熱後、ざるで漉してボウルに入れ、aを合わせて和え衣を作る。
③①、②をざっくりと和える。

≪材料≫
                         a
・毛豆  100g(莢付き )                   すりごま     大さじ1                                                                                                       煉りごま     小さじ2
・なす    2本                      白みそ      小さじ1  
                         砂糖        小さじ1
・木綿豆腐  100g            塩         小さじ1/4
                         薄口しょうゆ  小さじ1
                         だし汁      小さじ2

≪毛豆としめじの炊き込みごはん≫

しめじと一緒に炊き込みました。秋のきのこの香りと毛豆のほのかな甘さが味わえます。

9月の野菜の学校でも取り上げていただきクサマヒサコさんがご自身のブログで紹介してくださいました。

 


青唐辛子を焼いてほのかな辛みを楽しむ

2009-09-17 | 野菜のお料理ー秋

野菜の食卓

朝夕は半袖では涼し過ぎ、この一週間で街を歩く人の半袖姿が消えたようです。もう9月も後半です。この夏津軽で弘前の清水森ナンバのしょうゆ漬けをいただき青唐辛子のおいしさに開眼、煮物に入れたり、焼いたりと夏から唐辛子を食べ続けています。写真はここのところのお気に入り京都伏見甘長唐辛子です。伏見甘長とも呼ばれています。他の甘長唐辛子に比べて柔らかく、唐辛子の香ばしさがあり青臭さがありません。


直径1.5センチ、長さ10㎝前後、しし唐より細く、長く、美しい緑色をしています。


グリルで中火で2分程焼き、返して1分焼きました。焼くことで甘さが引き出されます。焼いた伏見甘長唐辛子の調理法ご紹介します。


≪焼き浸し≫


これを種を取らずずにそのまま2等分に切り、白だしに漬け、冷蔵庫で30分。“焼き浸し”でいただきます。ピーマンのような青臭さがなく、しし唐のような皮の固さもなく、しっとりと柔らかく、甘く、香りも品の良い総菜です。


≪イタリアン風ポテトサラダ≫

焼いたものを1㎝にざく切りし粉吹きいも状にしたじゃがいもをオリーブオイルで和えておしゃれな洋風のサラダ風に。伏見唐辛子の甘い香りとオリーブオイルな香りが良く合います。

≪材料≫
伏見甘長唐辛子             10本
じゃがいも                 2個(150g)a
a
エキストラバージンのオリーブオイル  大さじ1・1/2
塩                       小さじ1/4
こしょう                     少々 
ちりめんじゃこ                小さじ2

≪作り方≫

①伏見甘長唐辛子はグリルで焼き、種を取らず1㎝にざく切りする。じゃがいもをゆで水をすて火にかけて粉吹きいも状にしてにしつぶす。
②ボウルにaを合わせて①を加えて和え、皿にに盛る。

≪青唐辛子ときのこのナンバ漬け≫


津軽でいただいたナンバ漬けを応用してみました。伏見甘長唐辛子を焼き、えのきだけ、黄菊を加え、だし汁とオクラをミキサーにかけたとろみで和えました。焼いた唐辛子の甘さが際立つ、お酒にも合う一品です。

 唐辛子というと辛みのイメージが強く、野菜として食べることと結びつかないのですが、美しい緑色で柔らかくほのかな辛みの中の甘さや香りがあり大人の味を楽しむことができます。カロテンやビタミンCが豊富、血行を促進し、免疫力をアップする効能があります。