野菜の食卓〝vegefull〟スタイル

野菜を楽しむ大人の生活。  日々の暮らしの中で野菜の旬を楽しみ、野菜の食卓を囲みます。

筍前線上陸中

2009-04-28 | 野菜のお料理-春

野菜の食卓

 百年に一度の経済危機を受け、生産調整で残業が減ったり、ゴールデンウイークのお休みも今年は長い企業が多いらしい。まとまった休みを前に計画を練っている今頃が一番楽しい時期ですね。といってもお金をあまりかけない節約レジャー。節約レジャーと言えば、筍刈りや山菜取り。この一週間で筍刈りの話題がそこここから、そして立派な筍、おすそわけにあずかりました。

太くて柔らかい孟宗竹です。えぐみが出ないその日のうちになにはともかく大きめのなべで茹でてしまいます。外葉を二、三枚取り、皮のまま水洗いして、穂先を斜めに切り落とし中央に包丁で切り目を入れ、米ぬか唐辛子を加えてゆでます。竹ぐしで根もとの固い部分をさし、スーと通ればOK。ゆで時間は30分から大きいもので一時間くらいです。ここまでは当日一気に終わらせてしまいます。夜寝ている間に汁ごと冷やし、朝皮を剥き捨て、深めのタッパーに入れて水を張り保存します。濁ったら水を変えて冷蔵庫で10日間ほど日持ちします。書くと大変そうですが、慣れればドーってことのない作業です。


  我が家の居間に飾っている中村ししさんのイラストです

今年は穂先を焼き筍にしてみました。つけ汁に浸して30分、あとはグリルで焼くだけ、簡単です。筍のうま味成分はだしとの旨みとからんでいっそう深い味わいになり、ごけたお醤油の香ばしさと歯ごたえのあるの食感が何とも野性的な大人の肴に変身します。

 ≪焼き筍(たけこの)≫


          
器は昨年津軽で手作りした金山焼

 ≪作り方≫ 2人分

 ①筍は穂先を上にして、縦に幅1㎝、6~7㎝の長さのくし型に切り、漬け汁に30分つける。  
②グリルにアルミホイルを引き、①を入れて中火で2分、返して2分焼き、器に盛る。

 ≪材料≫ 2人分

筍の穂先  100g         A漬け汁 
                      だし汁     大さじ1.1/2
                      薄口しょうゆ   小さじ 2
                      酒         小さじ1   

         

節約と言えばお弁当。焼き筍を中心に入れ、グリンピースやインゲン、ふき、など春の野菜をふんだんにいれたでお弁当を作ってみました。


子供のころ食べていた煮物を思い出し、筍の根もとの部分とふき、少量の豚肉を入れてに煮物を作ってみました。津軽では根曲がり竹でしたが。豚肉の旨みと油分で少しボリュームのある煮物に仕上がりました。


筍は食物繊維、カリウムが豊富で、腸内環境を整えたり、肥満や動脈硬化を予防します。旨み成分のアスパラギン酸やグルタミン酸は疲労回復をスムースにする働きがあります。季節感を味わって元気をいただくのはもちろんですが、今の時期食したい野菜です。

他の筍料理① 筍料理②


春キャベツをたっぷり、シンプルにいただく

2009-04-13 | 野菜のお料理-春

野菜の食卓

 新生活がスタート、この一週間は新しい環境でのはじめての経験や感じたこと。たくさんの新鮮な感動がずっしり詰まった時間だったのでは。私のお料理教室にも先日幼稚園一日目、初めて外の世界で過ごしたお子さんのことを感がい深く話されてるお母さんがいました。初めての体験、その時しか感じられないいつもと違う感覚、スタート時点て感じたこと決意したこと覚えておきたいし、原点です。大切にしたいです。

さて今日は春キャベツ。今頃出るキャベツは緑色が浅く、葉肉も薄く、柔らかいです。大きさの割に軽く、ふわっと巻いています。生でサラダも良いのですが、よりたっぷりいただける炒め物をつくってみました。

≪春キャベツの干しエビ炒め≫

 干しエビの旨みをきかせてたシンプルな炒め物。炒める前に3、4分蒸し、炒めの加熱時間を短くします。

 ≪作り方≫

①キャベツはかたまりのまま3、4分蒸し、大きめの一口大に切る。
②フライパンにサラダ油を熱し、干しえびを弱火でじっくり炒め、香りが出たらAを加えさらに香りを出し、①を入れてざっくり炒めBで調味して水溶き片栗粉でとろみを付ける。

≪材料≫
              
・春キャベツ  300g (約1/3個)                B                     ・干しえび     5g                                          ・酒   大さじ1              
(さっと洗って10分ほどひたひたの水で戻し荒みじんに切る)  ・塩   小さじ1/4

・サラダ油    大さじ1

A
・赤唐辛子(小口切り)   1本                    ・片栗粉  小さじ1
・ねぎ (みじん切り)    10㎝分                  ・水     小さじ2
・しょうが(みじん切り)   1/3片

 

≪新キャベツとセロリの甘酢漬け≫ 

こちらは風味のある中華オイルに漬けて作る甘酢漬け。こちらもさっぱりしていてたくさんいただけます。

        

 キャベツにはビタミンA、Cも豊富に含まれており、疲労回復免疫力をアップしたり、胃腸の働きを活発にしたり肝臓の解毒作用を助ける働きをするビタミンU、Kも含まれています。新しい環境に緊張が続く、今頃は欠かせない野菜です。