ここ数週間の間に気がつくと日暮れも早まりすっかり秋の気配です。野菜の売り場では夏野菜変わってきのこ類や栗、里芋など秋の野菜が登場するようになりました。
つい先日青森のPRイベント青森の伝承お料理の会も無事終わりようやくほっとしております。この会でお料理づくりを担当しました。ぬか鰊やホヤ、ほたて、山菜ミズなど青森ならではの食材を使ったお料理がメインでしたが、今日ご紹介するのはその中の一品。キャベツ、にんじん、きゅうり、そしてイカとこちらでも手軽に手に入る食材で作れるおいしい浅漬けです。サラダ感覚で野菜をたくさんとることができます。これもたいへんおいしいと皆さんに喜ばれましたのでご紹介します。
サラダ感覚でいただける漬物で、試作中もづっと食べ続けて飽きが来ず、何度も微妙に内容を変えて作りすっかりなくてはならない常備菜になりました。我が家に来る人たちにも味わっていただき、皆さんにおいしいと言っていただきました。青森の郷土料理研究家の千葉彩子先生のレシピを作りやすくアレンジしました。
≪キャベツとイカの浅漬け≫
野菜の浅漬けに今が旬のするめイカの酢ずけのうま味がプラスされます。一度食べると病みつきになるおいしさ。青森ではイカ、鰊、鱈、鮭、ハタハタ、などの海のものも野菜と一緒に漬物にします。
≪作り方≫
①キャべツはざく切りし、塩を加えて軽く揉み、にんじん、しょうがはせん切り、きゅうりは輪切り、赤唐辛子は輪切りにして加え、軽い重石をのせるしんなりさせる。(量としては30㎝位のボールいっぱいになりますので、大きめの容器をご用意ください。ラップをかぶせ上から水を入れた鍋などをのせて重石の代用にします)
②イカは下処理をして皮をむき、茹でてAに半日浸し、胴は輪切り、ゲソも一口大に切る。
③①と②を合わせ2、3日なじませる。3日目からが少し発酵が進みおいしい。
≪材料≫つくりやすい分量
・キャベツ 1個(1.2㌔) ・イカ(生刺身用) 3バイ
・きゅうり 1本 A(甘酢)
・にんじん 1/3本(70g) ・酢 カップ1
・しょうが 1片(15g) ・砂糖 大さじ3
・赤唐辛子 2本 ・塩 小さじ2
・塩 大さじ2 ・水 カップ1/3
上記の量で水分がぬけて、ぎゅうぎゅうに詰めると、20㎝×15㎝、深さ6㎝のガラス容器がちょうどいっぱいになります。冷蔵庫で保存します。
浅漬けの懐かしくも、新しい食べ方。ぜひお試しください。
子供のころ、記憶に残る故郷の懐かしい味。千葉彩子先生、教えていただきありがとうございました。青森のおいしいもの、これから折をみてご紹介したいと思います。